紡いだ先に

動物に転生する話はないというのが定説ですが、実は動物になって善行を行うと来世は人間に戻れるといった神様との契約があるらしい。
前世は海斗と言う名前で人間として暮らしていたが、ある日強盗に出くわし、その際に犯人を殺してしまい、気が動転してビルから落下してしまい、命を落としてしまう。不憫に思った神様はまた人間に戻れるチャンスを与える。犬になった海斗改めカイは、飼い主の賢治の恋を悟られないようにエスケープする。果たして賢治の恋は成就するのか。
また、同じような境遇の動物がいるのに気づき、海斗は人間に戻ることが本当の幸せなのか自問自答し始める。