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The Scavenger  作者: Knightmare
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06 魔族中心の地区・ブラド

ー魔族の地区・ブラドー

 メモリーを探すために来たが、ここはひどい場所だ。噂には聞いていたがそれ以上だった。ブラドは貧困層が多く住み着いていることで有名で、金持ちや政府の犬どももここに来ることは滅多にない。それゆえに治安が悪化しており、あの有名ギャングであるブラッズができたのだ。誕生地であるなら当然活発な活動区域でもある。そして今俺たちは三人のブラッズに絡まれている。

「なあ、あんた見かけないやつってことは旅行者かなんかだろ?てことは当然、金あるんだろ?」

「頼むよ。ちょっと恵んでほしいんだよ。俺たち貧乏だからよ?」

「まあ、拒否できるかどうかね?」

 突然絡まれたことにエミは驚きを隠せないようで

「なんなのよ!いきなり脅してくるなんて!悪いけど渡す気はないわ!」

 エミは怒りながら拒否するとブラッズの一人がキレた様で

「んだとコラ!?女だからって容赦しねえぞ!」

 そういいエミに殴ろうとした。俺はすぐにそいつの腕をつかんだ。

「おい!お前も同じ目に...ぎゃあ!!」

 脅そうとしたそいつの腕を俺は容赦なく捻じ曲げ、骨を折ってやった。俺にとって簡単なことだ。悲痛を上げる仲間を見た二人のブラッズはポケットからナイフを取り出し刃先を俺に向け

「てめえ!よくも!」

「ばらばらにしてやる!」

 あまりストリートファイトは好きではないが、やむ得ない。俺はエミを後ろに下がらせ、拳を構えた。

「はっ!素手で行くつもりかよ!舐めやがって!」

「これが最後の戦いだ!楽しめよ!」

 そう言おうと二人は一気に襲ってきたが俺は軽く避け、一人が持つナイフを奪い、そいつの太ももに差し、もう一人は左手で胸ぐらをつかみ右手で力強く顔を殴った。一応力加減はしたつもりだが、そんなことはどうでもいい。しかし、エミはかなり焦ってるようで

「ちょっと!?やりすぎじゃない?息が途絶えかけてるわ!それに出血もしてるじゃない!急いで病因に運ばなきゃ!」

 敵を排除することの何が問題なのかは全くわからないが、エミはかなり真剣そうな顔をしていたので、不本意だが軽く治療してやることにした。エミに見えないように俺は寄生生物をだし、その場に倒れている三人のブラッズに忍ばせ治療させた。

 数分後、彼らは目が覚め、エミは大喜びだったが俺は少々不満だった。三人は俺を見ると驚き叫んだ

「くそ!逃げるぞ!」

「覚えてろよ!くそ野郎!」

「いこうぜ!姉貴のところ行くぞ...」

 そう言うと三人はその場を急いで離れた。三人が消えたのを見て俺たちはメモリー探しを再開した。だが馬鹿な奴らだ。お前らの治療に使った寄生生物は一種の追跡装置であるとも知らずに...

ー数時間後のブラド内、ブラッズ本拠地ー

「姉貴!大変でっせ!今戻ったやつがヤバイやつに会ったって!」

 連絡係のブラッズが報告すると傷を負った三人のブラッズが戻ってきた。その様子を見たブラッズがが言った。

「負傷してやがる、くそ!どこのどいつか会ってみたいぜ!」

「姉貴!どうします!?」

「姉貴が傷を負わないようになんとかしとかねえと!」

「姉貴は傷なんて食らわないだろ馬鹿が!!」

 ブラッズが騒いでいると姉貴と言われる人物はキレて

「うるせえ!お前ら一回黙れ!」

 そう言うと全員が一気に静まり、彼女はつづけた。

「とりあえず、ケガしたやつは休んでろ。あたしがそいつのところに行ってやるぜ!」

 かなり自信満々にそう語ると手下たちは興奮し

「さすがです!姉貴!」

「それでこそ姉貴だ!」

 手下たちにそう言われると彼女は準備し

「いくぞ!お前ら!」

 彼女は部下に指示をすると手下たちは勢いよく返事した

「もちろんです!姉貴!」

 そうしてブラッズは総出するのであった...

忙しすぎて投稿出来てなかったです。すいません。

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