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三人組

美世と愛奈は教室に戻ると三人組の女子生徒に話し掛けられた。


「玖蘭美世さんだよね?総代の」


「えぇ。そうだけど・・・・」


 三人組の一人ツインテールの少女が周りに五色家が居ないことを確認して怖ず怖ずと話し出した。

美世はまたかと言いたげな目で三人組を見た。


「凄い!あの柊斗君より頭良いなんて!」


「頭だけじゃ無いよ!技術もだよ!」


「なんと言ってもあの人達の悔しそうな顔!」


「「「やったぁーー!」」」


 興奮したようにはしゃぐ三人組に美世も愛奈も呆気に取られてしまった。


「あぁ!ごめんなさい!私は」


 ツインテール少女は小野百合おの ゆりと自己紹介をした。

百合に続き二人も自己紹介をした。

ポニーテールをした高宮雫たかみや しずく

ボブカットをした平雪菜たいら ゆきな


「それで、私達、五色家の人と初等部からの付き合いでさ、周りの人達は逆らえないのを良いことに好き勝手やってたの」


 自己紹介を終え、百合が話しを続けた。


「だから玖蘭さんは私達の希望なの!」


 助けを求める様に見る三人に美世は肩を竦めると言った。


「ごめんなさい。私はあの人達と関わりたくないの。でも、相談ぐらいは乗るよ」


 三人に美世が微笑んだとき、五色家の五人が教室に戻ったと同時にチャイムが鳴った。


「新手の嫌がらせ・・・・?」


 席に着いた美世は苦虫を潰しような表情で呟いた。


美世の前に昇、右隣に柊斗、左隣に美夜、後ろに皐月と言う最悪な場所だったのだ。


「俺赤井昇。よろしくな!美世ちゃん」


 後ろを振り返りニカッと笑い言う昇に美世は目を合わせることなく言った。


「馴れ馴れしく呼ばないで下さい」


「私、白鳥美夜」


 そして微笑み言う美夜を一瞥いちべつしたが一切返事しなかった。

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