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家に帰ったらメインヒロインが二人出てきたんだが

このクソのような電子ドラッグを見てしまった愚かなる人に一つ言いたい。

ご愁傷様、と。

俺がアパートの2階にある自室のドアを開けた時その少女はいた。


「妾は其方のメインヒロインの本尻 茉莉(もとじり まつり) なのじゃ。

だから金髪で魔王に攫われて戻ってきたヤンデレでこの短編で使い捨てられそうな王女で獣耳のロリババアエルフで貧乳美少女である私と速攻で付き合って夫婦になってセックスをするのじゃ。」


そのような文言をいきなりマシンガンのような速度で叩きつけられた。

しかし俺は困惑しながらもこう答えた。


「この俺、この物語の主人公である新好 奏(しんこう かなで)だ。

俺は金髪で魔王に攫われて戻ってきたヤンデレでこの短編で使い捨てられそうな王女で獣耳のロリババアエルフで貧乳美少女なんかストライクゾーンを遥かに離れて

観客にデッドボールを喰らわせそうな奴ぐらい離れてるんだ!

俺は白髪で頼れる相棒でありツンデレで世界を滅ぼせそうな力を持っているが社会からボロボロに痛めつけられてもそれを使わない優しいやつで俺には絶対服従の奴隷でありタイムリープして成熟した体で巨乳のアンドロイド男の娘が好きなんだ‼︎」


そうやって俺がパチンコ屋ぐらい大きな声を出したら、

アパートの2階の通路から青と白の粒子が2mくらいの円筒の形で出てきた。

そこからは1人の白髪の美少女が出てきた。


「ボクはこの物語の2人目のヒロインであるブックヒップ ジャスミンだよ。

ボクは白髪で頼れる相棒でありツンデレで世界を滅ぼせそうな力を持っているが社会からボロボロに痛めつけられてもそれを使わない優しいやつで俺には絶対服従の奴隷でありタイムリープして成熟した体で巨乳のアンドロイド男の娘だけど、

君のクソのような性癖の吐け口になるような存在となるために作者に作られたわけじゃないんだからね‼︎

……だけど君がどうしてもって言うなセ…セックス……してもいいんだよ?」


このような文言をまたしても俺に叩きつけてきた男の娘が出てきて、

愛情の表現が自己紹介とセックスアピールしか知らないのと、このようなネット小説でもありえないような、しょうもない性癖フルトッピングなのは、とても不可解に思えるが、

こんな俺の性癖にど真ん中なキャラはいないので、ぜひお付き合いをしたいと思った。


しかしそうは問屋はおろさない。この2人の蜜月に横槍を刺す不届き者がこの物語には1人いるのだ。


「ちょっと、私が『ヤンデレ』であることを忘れたのかしら。

貴方はもちろん浮気など、するつもりはありませんこと?」


クソ、このクソみたいなヒロインを潰さなければ…

「ボクがこんな奴倒してあげるよ。君のためじゃなく、あくまでボクの精神的安全のためだけど。世界破壊爆弾(ラグナロク-ボム)、起動。」

おおっ、ブックヒップ ジャスミンの世界破壊爆弾(ラグナロク-ボム)が発動した。

茉莉の耐久力じゃあ耐えることは到底不可能。

はっはっは、もう俺たちの恋を止めることは不可能だ。


「それはどうかな?」


「誰だ、今喋った奴は⁉︎」


そこにいたのはやられたはずの茉莉ではなく、俺のことを鏡に映したようにそっくりの男がいた。


「俺はこの物語のライバルである ニューライク-サウンドだ。

俺は白髪で頼れる相棒でありツンデレで世界を滅ぼせそうな力を持っているが社会からボロボロに痛めつけられてもそれを使わない優しいやつで俺には絶対服従の奴隷でありタイムリープして成熟した体で巨乳のアンドロイド男の娘が好きであり、

そして何よりも、

NTRコンと、リョナコンという二つの悪魔の属性(イービル-エレメント)を持っている。

よって、お前には死んでもらう。時空の狭間(あくうせつだん)


「くっ、パルキアの専用技だと⁉︎」


そう言った瞬間俺は歪んだ空間の中に閉じ込められた。





























……………一億年後


『カナデ様、万歳‼︎‼︎』


俺たちの統治する新好(ニューライク)王国(キングダム)の国民が俺とブックヒップ ジャスミンを褒め称える。



俺は歪んだ空間の中に閉じ込められたのだが、その中には異世界があり、俺はその中で時の狭間(ときのほうこう)

を使い成り上がった。


そこの世界では魔王が人々を苦しめており、カナデが時の狭間に魔王を閉じ込めたら勇者として人々から建国を願われ、王国を建国した。


そして神との契約によって、神から三つの願いを問われた。


「汝、勇者カナデよ、魔王を見事討ち果たしてくれた。

その対価として其方は何を望む。」


「俺が望むのは

ただただ一つ、あのリョナNTR野郎と俺のメインヒロインを掛けて決闘をすることだけだ‼︎」


「汝の願いを叶えてやろう。…ふむぅ、其方のその信念が魔王を討ち破る原動力となったのであろうな…」


そうすると目をつぶりたくなるような眩い閃光が視界を覆った。

目を開けて数回瞬きをすると視界が晴れてきた。

その先にはあのニューライク-サウンドの奴隷となったブックヒップ ジャスミンの四肢をもがれた姿とカナデの宿敵であるニューライク-サウンドの姿があった。


そして、何時間にも及んだ激闘の末、ニューライク-サウンドを時の狭間に封印することができた。


NTR元であるニューライク-サウンドからNTR仕返したらニューライク-サウンドは時の狭間で憤死したので、おれはブックヒップ ジャスミンを神薬(エリクサー)を使って回復し、結婚した。



そして王に1人の王女が生まれた。

その王女の名はニューライク-ジャスミンである。アンドロイドとの子供はどうやって作ったんだ⁉︎、とか読者の諸君も忘れているであろう設定を使い色々突っ込みたくなる気持ちもあるが、それは魔法である。魔法が何とかしてくれたのである。


しかし、五年後、俺とブックヒップ-ジャスミンはジャスミン茶は緑茶で淹れるか紅茶で淹れるかという価値観の相違で離婚した。


そして王女ジャスミンの親権は裁判でアンドロイド王妃のブックヒップ-ジャスミンに渡り、ニューライク-ジャスミンは姓を変えブックヒップ-ジャスミンとなった。


ブックヒップ-ジャスミンは親が離婚したショックで父親を怨むようになり、自分の父親が嫌いな属性である金髪で魔王に攫われて戻ってきたヤンデレでこの短編で使い捨てられそうな王女で獣耳のロリババアエルフで貧乳美少女となった。


そして、その『属性』を理解するため日本のアニメなどサブカルを漁りまくったら日本名が自分にも欲しいと思い、彼女はこう日本語訳をしただけの安易な名を叫んだ。


「妾の名前は『本尻 茉莉』なのじゃーーーー!」


このようなクソをご覧いただき誠にありがとうございます。

最後の展開は雑過ぎて作者である私も理解出来ませんでした。

どうか、この作品を見るのに使った有限である時間を他のことに費やしていただくことを祈っております。

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[良い点] とってもおもしろかったです [気になる点] どうしていちおくねんたったのかがきになります [一言] とてもおもしろいさくひんだったのでぞくへんをたのしみにしています!
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