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51 ギョーマンの動き

 仏軍がソマリから撤収後、ギョーマンは、空軍に籍を置く。位は大佐、偵察諜報を指揮する。

 サッコからベトナムでの経緯を聞き、同部門の退役将校、マチアスを訪れた。

パリ郊外に居を構え、八十近い大男である。面構えはド・ゴールに似る。

 後輩の訪問に、愛好を崩す。

「久し振りだね。また、何か相談かね」

 脇のボルゾイを撫でている。

「再び、サッコから相談事が」

「君の友人は、いろいろ忙しそうだね」

「今度は、ベトナムで何やら楽しんでいるようです」

「ベトナム戦争絡みかね?インドシナ絡みだと、我軍が駐留していた時と、米軍の戦争時の情報かな」

「お察しの通りです」

 ギョーマンは、サッコから聞いた経緯を話した。

「黄金の仏陀像?軍としては、把握してはおらん。そこまで奥地にまでは、踏み込んでおらんかった。米軍なら、ベトコンを追ってジャングルを焼き払い、大分奥地まで行っておったからな。末期の米軍将校?ん、心当たり⁉。あるぞ。頭の中を整理して連絡しよう。ちと、記憶も曖昧になっているからな。そんなにはかからん」

 マチアスは、嬉しそうに話した。


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