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48 教授の話

 ベトナムに来た柴田とサッコとサッコは、教授を見舞った。

「仏陀を知るアメリカ人がいる」


 サイゴン陥落が自明となり、アメリカ人の脱出が最優先事項となった。今までアメリカの傀儡として行動したベトナム人は見捨てられる。

 その中でも、米軍将校にベトナムの美術品に興味を抱く者がいた。戦争には付き物の作業、略奪である。勝敗とは、別物である。教授は、それを示す書簡を見つけた。そして、それをベトナム政府に持ち込んだ。ただ、その行方、目録は不明である。ただ、国外に持ち出された可能性は低い。最後のチャンスであった米人の退避時は不可能であろうと考えられた。

 同時、盛んに流された米軍従軍記者が撮影したフィルムには、退避に必死の人々しか映っていない。

 結局、移送に失敗したと教授は判定した。そして、教授は張り巡らした地下通路に取り残されたと想定したのであった。

 政府は教授に発見を依頼したのだった。


 柴田は教授と面会したあと、政府、文化省に行っている。

 私たちは発見するつもりである。そして、それらは国に帰属するものだと明言して発見したならば、連絡するものとして、協力の確約をとっている。


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