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39 話し

 和尚は言葉を止め、伽藍に入って行った。木像の仏陀に向かうと、経を唱え始めた。東南アジアの小乗とは違う、大乗の真言と柴田は解した。

 和尚は、伽藍から降りて来ると、柴田に告げた。

「あなた方に、宝蔵を託したい。あの暗闇から、釈迦を出して頂けますか?光があたるならば、あなた方の自由に。それが、世の流れなのでしょう。呼び寄せられたあなた方が、仏陀の手の平に乗るのでしょう」

 和尚は、笑った。

 柴田は、軽く手を合わせ和尚に首肯く。

「私たちは、日本に来たベトナムの若者の言葉から、軽い気持ちで宝探しに来たのです。ただ、殖民地、大戦、そしてベトナム戦争に続く歴史は、概要として知っています。私は、日本人として」

 柴田は、サッコを指し、

「彼は、フランス人として。私達は、得たものを本来の所有者から、掠奪するつもりはありません。もし、手にするならば、ここに戻る事となるでしょう」

 和尚は、ホーを手招いた。

「ホーよ、皆さんにあの地の、様子を話しなさい」

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