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24 翌日、朝
教授が、ミキと話している。
「貴女の事は、指導教官から聞いた事がある。戦争に加担したそうだね」
「あの人ですけど」
柴田を指して、
「アフリカのソマリに行きました」
「あれですか、フランスの新聞には連日、載っていましたよ。何故か、日本人が居るとも。あなた方でしたか」
ホテルの朝食、コーヒーカップを手に教授が笑った。
「そうです」
ミキが照れた様に言う。
柴田とサッコは含み笑いをしながら外を見ていた。
「貴方は、これからどうするつもりですか」
ミキは柴田を指した。サッコが笑っている。
「まだまだ掘り進みます。教授の地図を頼りに、何かが、出ると思っています」
「宝物か唯のゴミか。ゴミでも構いませんが。宝物でしたら、私達がこの地に来るきっかけを作ったベトナムの方に、プレゼントするつもりです」




