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21 夜
サッコたち、三人はホテルのロビーにいる。のんびりするのは、そろそろ終わりだ。
「シバタ。明日はどうする」
「始めようか」
「何から?」
「掘りますよ。隠れた通路を」
「勝手に?」
「そう、勝手に。」
「彼処は、あの屋台のおじさんの土地になりました。州から買取り完了しました。名目は建物を改修してホテルにします。本当にします」
サッコとミキが驚きながらも笑った。
「明日から、彼処は、現況調査として私たち3人は自由に立ち入りできるし、私達の許可なく、何人も入れない」
「あのおじさんに、何か話したのか?」
「そう、私達3人が出資するからホテルを経営してみないかと。彼は、奥さんに話し、即答で了解したよ。買い取りと当座の金も振込済み」
「彼の立場は?」サッコが聞く。
「社長だよ。ホテルへの改装は彼に任せる。来週始めに、彼、礒辺さんと現地で会う。サッコ、ミキも一緒に。そして明日、教授が来る」
サッコとミキは、真顔になっていた。




