表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/61

⑪夕食

 柴田達は、ベトナムから帰国して、日常の生活に戻る。柴田とサッコは建設会社の宿舎に、ミキは大学の準教授に。

 帰国した日に、三人は四谷のフランス料理店で夕飯をともにしている。これからどうするかを話し合うつもりだが、とどのつまり、柴田の話を聞くのが先決であった。

「ごめん。何もせずに帰ってきた。でも、ベルモンド教授がいた事は、サモの祖父が伝えた事と同義で、何かが彼処に在るのだろう。その何かを先取する権利は、教授が先なのだろうと思う。悪いが、先取した方がいれば邪魔をしてはいけないと言うことだ。ただ、これから教授には協力する旨を伝えてみるつもりだ。と言うことで、もし何かがあっても、それは教授の拾得物となる。でも、それはそれでいいと思う。宝探しは、続くんだ」

 サッコとミキは、間をおいて首肯く。

 二人の考えた事は同じ、(柴田は、なぜ此処にいるんだろう。なぜ、変な事を知っているんだろう)

 サッコは柴田の博学を知っている。何を聞いても、すぐに答えてくれた。知らない事には、「分からない」と、答えるが、それは、一割にも満たない。

 サッコが柴田と初めて会ったのは上野の美術館だった。柴田は、今でも土建屋の要は作業者だ。美術館に行くものは、少ないだろう。

 結局、二人の考えた事は同じで、世間には知られる事はないが、妙に落ち着く殻の中にいられる事だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ