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第11話  「冒険者登録」

アリスから通貨や地理、魔法について聞いた。


「────私達がいるこの場所はエレミア王国のエリーデルの町と言います──────」


アリスの話は複雑だったが、要約すると。


俺が今いる所は大陸であり、エレミア王国という国のエリーデルの町という。


エレミア王国には他にベリラの町と王都がある。


町は平原や森を挟んで存在している。

俺が最初いたのは、そういう平原や森だという。


ちなみに大陸の名前はミーラス大陸という。


大陸にはエレミア王国以外に、シエラ神聖王国、リーガル帝国、ライデン商業国家群という国があるという。


通貨は大陸共通通貨というものがあり、ミーラス大陸内でのみ使えるという。


外にも大陸があるらしいが、そっちでは別の通貨を使うらしい。


アリスはエレミア王国から出たことがなく、エレミア王国なら詳しいが、他の国や大陸については詳しくないという。



次に魔法について聞いた。


魔法には火属性魔法、水属性魔法、風属性魔法、光属性魔法、闇属性魔法の5種類があるという。


火、水、風属性魔法は生活やモンスターを倒すなど使用頻度が高く有名だという。

だが、光、闇属性魔法はマイナーで使い手は教会の神官や闇属性の収納を使う人しかいないという。


「ダイキさんが刀を収納したのは闇属性魔法の一種だと思います」


しかし普通、闇属性の収納は地面に穴のようなものができ、そこに物をしまうので収納なのかはわからないという。


また、魔法の使い方は強くイメージをして魔力を体の外に放出する。


だが、これはコントロールがとても大変で普通は火の玉2個が限界だという。


「森でウォーターボールを5つも浮かべた私はかなり凄いんですよ?」


そう言うアリスは胸を張り、自慢げだ。


ふむ。マリアさんほどではないが。アリスもかなり...。


じー……。


はっ!平常心、平常心。


「こほん!えー、気を取り直しまして、だいたいの魔法使いは魔法を放つ際、ウォーターボールやファイヤーボールなどイメージを言葉に出します」


その方が魔法の効果が上がるという。


最後に、金を稼ぎたいので冒険者になりたい話した。


「え?冒険者ですか?それなら冒険者ギルドで登録をするだけです。詳しいことはギルドの職員に聞いた方が早いと思います」


アリスは朝食の後、冒険者ギルドに案内してくれるという。


アリス自身もゴブリンの巣から帰ってきたことをギルドに報告しないといけないそうだ。


───────────────────────────


「着きました。ここが冒険者ギルドです」


アリスに連れられ冒険者ギルドまでやってきた。


冒険者ギルドは3階立ての大きな建物で、沢山の人が出入りしている。


中に入ると正面に5つの受付があり、右側は酒場のようになっている。


見ていると受付で依頼を完了した後、酒場で仲間と飲み食いしているらしい。


アリスと1番空いている受付に並ぶ。

すぐに俺達の順番になった。


「あなたは......アリスさん!?無事だったですか!?」


受付嬢がアリスを見て叫ぶ。

その様子に辺りがにわかに騒がしくなる。


「おい、今アリスって......」


「ゴブリン達に捕まったって聞いたぞ......」


アリスに視線が集まり、自然と一緒にいる俺も注目される。


「はい、こちらにいるダイキさんに助けられました」


そう言われて初めて受付嬢は俺に気づいた。


「どうも、佐藤大輝です」


「初めまして、受付嬢のヘレンです」


そういうとヘレンさんは優雅な動作で頭を下げる。


「今日は冒険者登録をしたくて来ました」


「そうでしたか。でしたらこちらの紙に必要事項を記入して下さい。代筆は必要ですか?」


「大丈夫です」


俺はヘレンさんからペンを受け取り、紙を見る。

紙には、名前、年齢、種族、使う武器を書く欄がある。


「武器の欄は任意ですので、書かなくても問題はありません」


ヘレンさんの言葉に答えつつ空欄を埋めていく。

文字は日本と同じ漢字と平仮名だ。


「できました」


ヘレンさんに紙とペンを返す。


「ありがとうございます。確認のために読み上げさせていただきます」


そういうとヘレンさんは紙を読み上げた。


「佐藤大輝、年齢17歳、種族、人間、武器、空欄。以上の内容で間違いありませんか?」


「はい」


悩んだが、武器の所は空欄にした。

あまり、情報を明かすのは良くないと思ったからだ。


「では、冒険者登録を行いますので、少々お待ちください」


ヘレンさんはそう言って奥に行こうとした。


「待ってください」


だが、アリスが呼び止めた。


「ダイキさんに特例試験をしていただけませんか?」


「なっ!?」


アリスの言葉で辺りが先程より、さらに騒がしくなる。


なんだ?特例試験ってそんなにヤバいのか?


「面白ぇ!!!」


その時後ろで声が上がり、人が割れて2人の男が出てくる。


「その試験、俺達がやってやるよ!」


屈強な男2人のうちの1人がそう言った。













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