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1. 柊さんが熱い視線を向けてくる。

コメディーは初投稿です。

よろしくお願いします。

僕のクラスには女の子がいる。


視線の険しい女の子がいる。


彼女の名前は柊雪乃。


丸いメガネをかけていて、たまに"クイッ"とメガネ頭を押すところ。


何だか様になっている。


両肩から降りる三つ編みが、さながら文学少女であることを主張している。



なんで僕が柊さんの話をしているかだって?



それは、僕が柊さんの熱い視線に気が付いてからのことだ。


多分彼女、僕に気があるんじゃないかな?と思う。


バレンタインが待ち遠しい。





僕、鈴木康隆は柊さんのことが気になり出した。


二週間ほど前のことだ。


あれは中学校に入って、一月のこと。


5月のことだった。


丁度体育で水泳が始まった。


温水施設があるとは聞いていたけれど、小学校とは違い、きちんと更衣室がある。


間違って女の子の着替えている教室に入ってしまうこともない。



そんなことはどうでも良いんだ。


あの日僕は水着を忘れてしまった。


困った。


非常に困った。


これなら置き勉ならぬ置きパンをしておくんだった。


後悔先に立たずとはこの事だ。


「普通のパンツじゃダメだよね?」


って隣の関君に聞いたら、


「そんなに目立ちたいのか?」


そう返された。



うんごめん。




どうしたものか…。


休むしかないのか…。


いっそ産まれたままの姿で…。


女子がいるから殺される。





そこで閃いた。


シャーペンを借りることはある。


教科書を借りることはある。


体操着を借りることもある。


じゃあ、水着はどうだろう?



いいんじゃね?



ということで借りに行った。




鉄道研究部に入った僕。


もうすぐ二週間だ。


既に友人ができていた。


二人いる。



一人は水瀬君。


水瀬大樹。


僕はタイジュって呼んでいる。



もう一人。彼は星野君。


星野敦。


アッシーって皆から言われている。




それで2限の後。


僕は2組のタイジュのクラスに行った。


2組は先程まで水泳をしていて。


ボサボサな髪のタイジュ。


だらしがないから、未だに水が滴っている。




「タイジュー!」


「んぁ?どした?スーさん…」


「パンツかして!」


「ふぁっ!?」



固まる空気。


気まずい視線。


周りの温度が10度は下がった。



「えっ?二人って…そういう…」

「ダメ!ミチコ、見ちゃダメ!」

「僕はいいと思うよ…」



「スーさんどうした?お前変なものでも食ったのか?」


「いや、水泳の…」


かくかくしかじか…。


「あっ!そういうこと。エエよ!」


軽いのりで渡される濡れ絞ったパンツ。


塩素の薫り。


滴っていた。



そして、頭をゴシゴシしているタイジュ。


去っていった。




ちょっと待て!


「なんだよ?貸しただろ?パンツ…」


「タオルもください…」


そしてビックリするタイジュ。


「お前、俺の拭いたタオルで良いの?」


なんで今聞くの!


「なんでも良いから貸して!」


そう言って、タオルをタイジュから引ったくってきた。




3限。水泳の授業。


間に合った。


正確に言うと、先生が一度、水泳棟職員室から本館職員室に呼び出されたらしく。


5分遅れで始まったから、間に合った。




プールサイドのことだ。


シャワーを浴びてないのに濡れているパンツ。


体に張り付く。


タイジュが履いていたと思うと変な感じだ。


むずがゆい。


須藤君 (スードン)と杉本君 (オスギ)に聞かれた。


「スーさんなんでパンツ濡れてんだ?」


「飛び込んだのかよwww!」


「ばか!飛び込んだんだったら全身濡れてるだろ!アホスギ」


「何だってー!」


絡み合う二人。


クラスメイトでは僕はこの二人といつもいる。


サッカー部の二人はいつも仲良くて、恥ずかしげもなく割れた腹筋さらしていて。


女子は二人のことを見ている。


「それで、どうしたの?」


「いやっ、忘れちゃって…」


「プフゥッ!チョー受けるんですけど!スーさんパンツ借りたの!!」


声が大きいです。


そのときだ。


僕は柊さんと視線があった。


僕の視線に気がついた彼女は顔を背けた。



そんなことをお構いなしに。


僕の後ろで、スードンオスギコンビは肩を組んでばか騒ぎしていた。




「準備体操しなさーい!」


そう指摘するのは学級委員の遠藤千江美さん。


女子からはチエミンって言われている。


「そこ!3S!あんた達のこと言ってんのよ!」


「うるさいぞ!チエミンのくせに!」


「何かしら?」


微笑む遠藤さん。


角が生えてました。


「「やだ!チエミンこわーい!」」


僕の後ろに隠れる同士二人。


出るところが出始めたナイスバディーの遠藤さん。


そして…まとわりつく視線。


「鈴木、水着忘れたの?」


「いやー!忘れちゃったんだよね!」


照れる僕。


「馬鹿じゃないの!」


貶されました。


何故ですか?




ふと、気になって、女子の方に目を向ける。


視線があった。


柊さんだ。


まただ。


それが僕が、柊さんの視線を気にした最初の日だった。


オーラを感じるなと思ったら評価・ブックマークしていただければと思います。

そうすると筆者のMotivationが更にUpします。


下記もよろしければどうぞ。

「オンラインノベルに於ける傾向分析を科学的にしていく」もよろしくお願いします。

https://ncode.syosetu.com/n4436fo/


「オンラインノベルの次に来るもの~「破壊的イノベーション理論」から見た"なろう"系オンラインノベルの躍進と衰退」

https://ncode.syosetu.com/n6970fo/


「シンカリオンの父」

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