1.俺は、死ぬ
何か文体がかわってるかも
俺が屋上に着くと一人の少女が立っていた。
「とりあえず、声けてみるか...」
「あのー」
「ひぃっ!」
あ、やべいきなり声かけたらおかしいか...いやしかし近くで見ると結構可愛い顔してんな~。
「あんた、誰?」
「俺はアザレア・アルブム。父親がアメリカ人で母親が日本人のハーフだ」
「ハーフなんだ...」
おい、てめぇ絶対いま『うわ~この人ハーフなのにめっちゃブサイクだし、ウケるw』とか思っただろ。
「そんなことより今なにしてたんだ?」
「...」
「おーい」
「よし!決めたっ!あんたさ、自分の人生についてどう思う?」
は?何言ってのこいつ、いきなり哲学?謎かけ?ただの痛い子?
「まぁ、わりかし楽しくやってますが」
「嘘つかないでよ!あんたから負のオーラが出てるわよ!凄い負のオーラこれなら...」
あ、これ絶対痛い子だわー。うわー、どうしよう。
「ちょっと痛いけど許してね」
彼女がこちらに近づいてきたと思ったら俺を、いきなり投げ飛ばした。
「せいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「え?」
一瞬の如く流れていく景色、脳裏思い浮かぶ両親の顔そして、友達の顔...といいいたいが生憎うかべるかお がない。もちろん、彼女なんて、論外だ。これが走馬灯ってやつなのかな~。俺はゆっくり目を閉じる。
「ぐしゃ」
ついに死んだか...糞みたいな人生だったけどなんかあっけなかったな.......あれ?痛みがない?
おそるおそる目をあけると、そこにはただひたすら真っ白な光景が続いていた。
「そういえば、あの子結局何だったんだろうな」
「女神よ!!」
「ファッ!」
「なに驚いてんのよ」
「君は確かさっきの...ってかここどこ!?君だれ!?俺はどうなったの!?」
「質問ばっかりねあんた。まぁ、一つ一つ答えていくわよ。」
「まずここは異世界よ、そして今いる真っ白ーいところが、まぁ神界ね」
マジか、俺異世界転移しちゃたのか?ヤバい、なんかチートスキルとかもってのかな?ドキドキする。
てか、なんで異世界に俺、連れて来られたの?色々疑問があるなぁ。
「ちなみに、私今のあんたの心読めるからね。」
「おー!ラノベでよくあるやつだ。」
「嘘だけど」
「嘘かいっ!」
「あんたのせいで話がそれちゃたけど...」
いや完全にお前から言い出したよね、こいつウゼー。てか最初に聞いたやつまだ答えてもらってないんだが..
「で、お前は誰なんだ?」
「私はこの世界に3人しかいない女神よ!」
「いや、それはもう知ってんだけどさ、お前の名前は?」
「あ~名前ね、名前は【柊 桃菜】よ。」
「そしてあんたは、たしか...」
「アザレア・アルブムだ、アルブムでいいよ。」
「そう、アルブム。あんた死んでるから」
「うえぇぇぇぇぇぇ!」
「ていうか、私がころした。」
何だよこいつ超問題発言を、全然悪びれずさらっといいやがったぞ。
すると右手が急に青白く光出した。
「え!?なにこれ?」
「あ、やっと処理が終わったのね。これから、あんた地球人じゃなくなったから」
「は?」
「ま、とりあえず【ステータスオープン】っていってみなさいよ」
「...ステータスオープン!」
名前:アザレア・アルビム
職業:転生者 (???)
種族:人間
年齢:16
HP:30
STR:60
DEX:10
VIT:30
INT:200
AGI:10
MND:0
Luck:90
スキル
短剣Lv5 斧Lv1 火魔法Lv1 光魔法Lv5
ほう~。うん、良いのか悪いのか全然分からん。ってかAGI(速さ)めっちゃ低くないか?
LuckとINTが高いのか...微妙すぎる。???も意味わかんないし。
ん?なんだこれ?
ユニークスキル
【恋の喜び】
異性に好意をよせられればよせられるほど自身のステータスが2倍になっていく。
ユニークスキル、キタコレ!!しかも超チートや。よっしゃラッキーLuckが高いおかげかな?
しかし、そのときアザレアは忘れていた。そう、いかに自分が【ブサイク】かを...
次話で異世界いくはず...