剣の特殊効果
「ネリーあれで良かったの?」
「あれとは?」
「以前炎弾攻撃は駄目みたいに言ってたじゃない?」
「そんな言い方してない。ケンジって出来悪いかも…」
「ええーー」
「褒めて伸ばす?その方が良いかなと」
「前話してたモチベーションか」
「うそうそ、私はケンジの剣だからケンジ以外がどうなのか?なんて興味が無いよ。ちょっとイラっとしたのでね…。スライムやゴブリンの頃炎弾を教えなかった理由であって、今教えてるというのは使っても良い時期だと思う。逆に使わなかったら折角教えたのに馬鹿なの?と思ってるよ」
「何か僕のネリーちゃんが毒っぽくなってきた」
「まあ最初きつくいって嫌になられると困るからねー」
「僕もてあそばれていたのか」
「飴と鞭だよ。さて他の剣は知らないよ。でも私ネルフィムとケンジの戦いは、結局その他をどれだけ伸ばすか?に掛かってるんだよ」
「ええーー」
「だってさバズーカ砲に剣で向かってくの?剣をバズーカ砲みたいに使ったり剣から手榴弾出たほうが強いでしょ」
「何それロマンねー」
「いやいやこっちの方がロマンだって。私はケンジと日本の世界観が共有してるから。こっちの価値観が分からない。ケンジの世界の剣ってはっきり言ってしょぼい。ネルフィムあんな低レベルな武器になるのはがっかりだよ」
「そうかこっちの方がカッコいいのか」
「剣術が無意味って事は無いけどね。剣術による攻撃力が他の付随効果に比例するからなんだよ。剣が持ってる機能をバランスよく伸ばすことで剣自体の攻撃力って上がる。だから基礎的な剣術さえ学んでしまえば後はガンガン遠距離で伸ばすもありだよ。後さ今回手放しで褒めてるのは、ケンジきちんと近距離の相手には接近戦による剣術、遠距離には炎弾って使い分けていた。パーフェクトだよ。それを私が叱るとおもってる弟子の馬鹿さかげんに…。と言うか師匠の言ってる事と違うならやめれば良いのに事後報告だからね…」
「ゴメン、確かに僕後から聴けば良いやと自分の判断で進めたよ」
これ人間が倒すの無理があるわってレベルの下なら多分もう倒せると思う。そもそも人間が倒すの無理ってのソロでやれるマーフィってナンなんだ?次のレベルアップも兼ねてマスターにそういえばマーフィの事聞かないと。アノ人ギルドにほとんど居ないからあった事無いんだよな。
「マスター相談したいのですけど」
「今のときめくギルドの新生メンバーケンジ君の頼みとあってはね」
(前面倒くさそうだったのに現金な人だな…)
「モンスターのランクを上げていこうと思うのですがどうですかね?」
「いけると思うよケンジ君ならね」
(今回調査済みか本当に注目してるんだな)
「一つ話したい事があるんだけど、このままモンスターのレベルを上げていくのは良いけど、そろそろケンジ君ってランキング意識した方が良いよ。話そうと思っていたらあなたの方から相談しにきてくれたから」
(だから僕の事注目してたのか)
「ランキングってのはね、冒険者を格付けするもので、クリアしたミッションの難易度、ランカー同士の直接対決、様々な要素を加味して上がっていくんだよね。でね、上位ランカーは1つの下のランカーの直接対決を挑まれると絶対に受けないといけないって冒険者のルールが存在してる。ただしそれ以外では拒否権あるから。依頼などで上がっていくから剣士同士の直接対決だけで決まるわけじゃないから。挑む気が無くても挑まれる事があるかもしれないから、自分の上下1つのランカーは覚えておくと良いと思うよ。ただそのうちだから覚えておいて」
「負けたら順位が入れ替わるという事ですか?」
「そそ、これね負けたら1~10ぐらい落ちるけど、勝っても拒否権無しの場合1上がるだけだから、1~2しか下がらないトップ20位ぐらいじゃないとあんまり無いね。後さ別に相手が負けを認めないと殺してしまっても良いからとにかくリスクだけ大きいから中級ランカーの戦いってほとんど無い。ただ言うだけは言っておかないとね。ただし、別に1離れてるランク以外戦えないわけじゃない。相手が受けてくれればOKだから。しかし拒絶されてるのにしつこいと殺されても文句言えないから。その場合覚悟はしておいてね。それでもこの場合勝った場合のランクの上がり方がまるで違う。しかも負けたときのあんまり下がらない。圧倒的に離れたランカーが有利だから殺されても文句言えないぐらい厳しいシステムになってる」
当分関係ないからランク入りしてから考えれば良いのと、いまひとつメリットが無いので挑まれない限りは僕としては無視したかった。後はネリーが乗る気ならやっても良いかな?ぐらいで考えていた。
「そういえば以前話に出たマーフィさんはランキング何位なんですか?」
「マーフィはトップ10入りしてるよ。1位にはなった事が無い。順位はコロコロ変わるからその辺りは大体で」
(なるほど、それは良い情報だ)
僕はソロでどれぐらいの依頼をこなせるか?と考えていたので、マーフィを一つの基準にして見るのが良いとランキングを依頼に対する便利な指標ぐらいに考えていた。
ネリーは最後の仕上げだと話していた。単独で指導するのはこれが最後だと話してくれた。
「良い見てて。これはもう私無しにケンジは依頼を受ける事は無いから」
そう話すと、ネリーは手を振り下ろすことで巨大な爆炎と言うのが相応しい炎の柱を作り上げた。