犬系モンスター
「ネリー僕ここに来て一ヶ月も経ってないよ?それは剣で戦うようになってから同じ日数なんだよ。僕はギルドえ依頼を受けたメンバー見てるけど、装備が普通程度ならパーティって言う複数の集団であの規模なら行くんだよ。これすごいんじゃない?」
「そういえばケンジ私に何か言おうとしてなかった?」
(あ、そういえば剣を持ってる間は僕と意識一部繋がってるんだな)
「うん、関係ある。僕さ今ギルドで仕事をして稼いでいる。見知らぬ世界で取りあえずお金のためにやってる。だからネリーが僕に焦らせるのが分からなかった。死んだら意味ないし、しかもパーティの事知ってたからね。ただお金稼ぐならあんなきつい依頼やらなくて良いでしょ?と話し合おうとしてた」
「今も同じ?」
「違う。どんどん強くなる自分の成長が楽しみになってきた」
「私はケンジを成長させるための剣だからね」
「後さ何故僕今まで気が付かなかったのか?分からないけど、今回で確信した。僕日本で一芸でも何か人と較べて秀でたものがあればなと思ってた。だから僕もしかしてすごく良い世界に来たんじゃないか?と考えてる。僕それを剣士としての強さににしたい」
「良いよ、ネリーはこれからも手を貸すよ」
僕らはギルドに帰還して、本来依頼達成を伝えないといけないけど、僕は疲労感からそのまますぐに寝てしまった。
僕は次の日からネリーを相手に木の棒を剣に剣術を学んでいた。
「あくまでネルフィムの剣術は人と剣一体の剣なんだよね。だからこれは邪道。しかし私とは切り離された剣術を操ることによって、初めて剣を手にした時よりどれだけ成長したか?を確認すると良いと思うよ。ケンジはおそらく私が居なくても何かしらの剣の力は手に入れているはず」
思い切りネリーは手を抜いてくれていた。彼女は手刀で攻撃するけどゴブリンを殺したときの様な手を刀化する技は使ってなかった。それでも痛かった。僕はここ最近剣の防御に守られていた。
「ネリー、もしかしてこれ痛みを思い出す訓練にもなってる?」
「それも兼ねてるよ。この防御はあくまで攻撃に比例するだけで絶対の防御じゃない。より高い攻撃力の前には無傷ノーダメージじゃいられないから」
「そうかネリー何故こんな事始めたのかと思ったけど、依頼のモンスターのランクを上げるためだね?」
「うん。なるべく自分で考えて、私が指導できるのはあくまで初歩だから」
僕は次のモンスターを何にするか?考えていた。ネリーからなるべく自分で考える事と言われたのが気になっていて調べていた。トロルやオーグは大きすぎる。その間となると人間の大きさだろうな。ヘルハウンド、ウェアウルフ。犬系にしよう。
「ヘルハウンド、ウェアウルフどう?」
「だから私直接戦って見ないと分からないって言ってるじゃない。こんな時こそ経験知識豊富なギルマスに頼るべきだと思うよ」
「マスター、今までの実績からヘルハウンドやウェアウルフの討伐依頼受けようと思うのですけど、いかがですか?」
「いや私、ケンジの実績知らないし…」
「マスター昔はもっと面倒見良かったのにー」
取りあえず僕はマスターに達成した依頼の近況報告をした。
「悪くないと思う。ただね、私思うんだけど、ケンジってすごい成長力なのよね。だから私の知ってる範囲での想定なんて正直意味あるのかな?と思うよ。案外楽勝なんてもあるからね。たださ不安ならパーティ組んだら?」
「剣一本でどこまでやれるか?それを見て見たいんですよ」
「マーフィの事?」
「それ誰?」
「マーフィ・マクドナルド。ソロなら間違いなく難易度の高い依頼をこなすこのギルドNO1だと思うよ」
「やっぱり剣士なの?」
「と言うか、前も話したけど、上に上れば上るほど剣こそ最高度の武器になる。武器としての次元が違うのよ」
「前から思うんだけど、槍の剣先に特殊な鉱石を混ぜたものにしたら駄目なんですか?」
「駄目ね」
「でもダガーなら良いんでしょ?なら棒の先にダガー括りつけて」
「誰ととんち合戦してるのよ…。そんなずる通りません」
話が脱線してしまって、マーフィの事は帰ってきてからという事で、マスターが大丈夫そうだといってくれたので依頼を受ける事にした。
2足だろうが4足だろうが犬系は近い場所に居る事が多いためモンスター討伐として同じ種類として見られることが多い。依頼場所に行ってみた。
マスターがそういえば話していたけど
「依頼書には1,2匹とあったけど、あんまり信用しないで欲しい。犬系モンスターはすぐに群れを作るから行ってみたら違ってたと言うケースが多々あるんだよね。本来はパーティ向け依頼なんだけどね」