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ネリーとケンジ

「ネリーずっと言いたかった」

「何を?」

「結婚しよう」

「はーー???」

「やっぱり駄目か」

「だって私達恋人同士でも無いでしょ」

「じゃ恋人になってから夫婦になろう。僕ネリーが好きだよ」

「私剣だよ?」

「そんな事どうでも良いよ。そして剣であり人のネリーが僕は好きなんだよ」

「唐突すぎるよ」

「結婚なんてどうでも良いんだよ。だって日本と違って明確な制度がないだもん。だから気軽に言ってるんだよ。世間的には奥さんと呼ばれる関係でネリーといたい。家を買ったのはそのためだよ。前の所二人じゃ狭いでしょ」

「子供は無理だって分かってるでしょ?」

「だから僕子供が欲しいとは言って無いよ。嫁さん、奥さんが欲しい。母親じゃなくて良い。僕はずっと君の事を好きだと言ってるし、可愛いと言ってる。その何倍も君は僕と共有してるから知ってる」

「じゃ何故今になって私分かったの?」

「ごめん最近思いついたんだよ…」

「やっぱ唐突じゃない」

「違うんだよな意識したってだけなんだよ。ネリーと居るのが当たり前すぎてね。別に何か変わるわけじゃないよ。ちょっとだらだらと二人で家で過ごそうよ。それだけだよ」

「それを結婚と言うの?」

「うん」

「じゃあ良いよ結婚してあげる」


 それからしばらく僕らは何をするわけでもなく、二人でイチャイチャ過ごしていた。と言ってもそう思ってるのは僕だけで彼女は前と何も変わらなかった。ただのんびりと僕が料理を教えてたりしてその料理を食べさせてもらったりしていた。彼女家事はさっぱりだったから僕と共同でこなしていた。全くこういう当たり前の生活こっちに来てからしてこなかった。僕ら二人の関係は何の変化も無かった。僕は前から気がついていた。僕らそもそも夫婦みたいな二人だから。


 どうでも良い結婚宣言に何の意味があったのか?単に二人でぼーっとする区切りが欲しかったから。今回の事で彼女って別に剣として戻る必要って無いようだ。何か充電みたいな意味があるかと思ってた。服は着替えるのじゃなくてイメージで別の物に出来るようだ。ちょっと文化が違うのでサウスランド風の衣装とかも着てくれた。僕はニナに行く事が多かったのであっちに行く時は、あっちの服を主に着てたけど、こっちですごす時間が長い時はこちらの服を着ていた。今まで気がつかなかった彼女のいろんな面を堪能していた。


「そういえばケンジ、暗殺の話しどうなったの?」

「今の生活嫌?」

「そうじゃないけど、負けたまま投げ出すのは嫌だな」

「ネリーを試していた。君は戦いの中でしか生きられないのかな?とね。違うよね?」

「うん」

「それさえ聞ければ今回の意味は合ったよ。敢えて放置したんだよ。あのまま僕が中心になって続けていれば万が一漏れた場合中心人物として僕にたどり着くだろ?僕は今ならたどり着かない確信している。完全に僕はサウスランドの一住人として今回の事から姿を消す事に成功した。暗殺者ってのはそうあるべきじゃないかな?」

「ええええケンジそこまで考えたいたの?」

「9割君といちゃいちゃするため。5%君の気持を知るため。最後の5%ね。95%のためにこのまま放置しても良かったんだよ。争いの中から消えてしまうのが目的で、それは暗殺者が目的じゃなくても出来るでしょ?」

「そうだね」

「後さ残り5%のために僕は今回君の支持で様々な訓練をしてきたはずだけど」

「そうそうそれが引っかかってたんだよ。だから何してるの?と思ったんだよ」

「あれも8割はネリーといちゃいちゃするためだけ…」

「何かさ前と何も変わらないよね?」

「やっと気がついた?うん、僕は前からネリーって奥さんみたいと思ってるんだけど…」

「だから唐突だったのか」


 さて活動再開だ。実を言うと僕は自信が無かった。それが今回の事に繋がっている。もう倒せる算段はついてる。問題は絶対に3人とバラバラで戦わないといけない点。策は考えてあるけど机上の空論の部分がある。定期的に梶さんを通じてニナの情報は貰っている。ただ王国とスミス達の事だけ、他の事は聞いてしまうと関わってしまうので敢えて避けるようにしていた。同盟締結後からすぐに戦争状態に入っている。未だに終わらないのは当然。王国の方が数が多いから。それより強いんだから連中おかしすぎる。僕としてはこの戦いで3人の誰か死んでくれないかなーって思ってる。多分自分の強さから無いなーとは思ってるけど。


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