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sweet love happy  作者: NoeL
1/1

高校入学

電車の改札の向こう。

それはチケットを持っていないと立ち入れない場所。

それは……




中学から高校まで中高一貫教育の私立に入った私には片道50分もかかる電車通学だった。

中学入学時というなにかと大変な時期に父は死に、母と弟の3人でなんとか暮らして来た。3年間つまらない中学だった。

私には2人の親友がいて、周りはみーんなクソみたいな性格をしている。友好関係なんかうまくいくはずがない。私にとりえは………









ない。







「おっはよー!」

明るく言う。いつも私って明るいし浮いているイメージしかないかも。きっと誰もが私の事を嫌っている。わかってるけど今更どうしようもないって諦めてる。



「おはよ!愛夢、高校の制服違和感めっちゃあるねー(笑)中学の方が似合ってよ~(笑)」

「うるさいなー」


こんな風にして言い合えるのは舞だけで。こんな冗談、親友の智美にも真由香にも言えない。冗談が通じない親友が私の親友だから。



「ねねね、外部から入ってくる男の子にイケメンがいるんだってー?私噂で聞いたよ~愛夢と同じとこ住んでるって!」


外部というのは、うちは中学から高校に上がる時、別の中学から高校に入学してくる人達のことだ。


「聞いてる~⁉すっごいイケメンで~すっごい賢いって!愛夢は同じ電車なんだからいいよねー羨ましいよー」


「あーそ、ほんっとそーゆーの興味ない。ウザいだけだよ、そんなの」


とかいつも言っちゃうけど、実は私、その人のこと知ってる。幼稚園からの友達がそいつの従兄弟だったりするから中学の時に、イケメンだのどーだの聞いてた。




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