【小説ウィテングス対フェニックス】(1回戦)2回表
アナウンス
「2回表、フェニックスの攻撃は、六番、ファースト、大原。背番号25。」
疾風の音
「最初の攻撃で生半可な攻めじゃ通用しない事がわかりましたので…」
ikki
「はい」
疾風の音
「思い切って攻め方を変えていきますよ」
ikki
「はい」
大原
「よっしゃ!」
【ピシュ】
【バシィ】
桂木主審
「ボール!」
大原
「おっ…」
熊谷雅之
「それで対抗したつもりか…」
【ピシュ】
【カキィン】
ヨーテル
「なに!」
打球は1、2塁間を抜けてライト前へ
熊谷雅之
「好球好打がモットーだぜ…」
アナウンス
「7番、ライト、松戸。背番号8。」
疾風の音
(バントは無いな…)
【ピシュ】
【バシィ】
桂木主審
「ストライク!」
疾風の音
「!?」
気がついたら大原盗塁!
疾風の音
「畜生…」
熊谷雅之
「これがウチの野球だ…」
【ピシュ】
【カキィン】
ikki
「あぁ…」
打球はレフトへ…
熊谷雅之
「最初にピッチャーの心理を打ち崩してそこから攻める…、特に相手がエース級だと尚更だ…」
阪神政虎
「……………」
ikki
(ウソだろ…、攻撃野球に機動力が噛み合わってる…)
アナウンス
「八番、ショート、前沢。背番号4。」
ikki
(くそっ!負けてたまるか!)
【ピシュ】
ikki
(あっ…)
【ガァス】
疾風の音
「しまった!」
ワイルドピッチ!
大原
「っしゃあ!」
大原ホームインで2点目。
疾風の音
「マズい…」
ikkiさんはマウンドを蹴る。
疾風の音
「タイム!」
疾風の音さんはタイムをとってマウンドへ
ikki
「ヤバいっすね」
疾風の音
「正直、ここまで強いとは…」
ikki
「2点差で無死2塁か…」
疾風の音
「村田に回るのは確実ですね」
ikki
「どうしましょ…」
疾風の音
「とりあえず後続を絶ちましょう。追加点は最小限に食い止めないと…」
ikki
「はい!」
戻って試合再開。
疾風の音
(とりあえず初球はちゃんと入れよう)
【ピシュ】
【バシィ】
桂木主審
「ストライク!」
疾風の音
(次は…)
【ピシュ】
【バシィ】
桂木主審
「ボール!」
疾風の音
(際どいな~)
前沢
「みんな打ってるんだ…」
【ピシュ】
【カキィン】
ikki
「あっ!!」
打球はピッチャーの左を抜けて
ヨーテル
「よいしょ!」
【バシィ】
染谷塁審
「フェア!」
ヨーテル
「せいや!」
【バシィ】
帆田塁審
「アウト!」
ランナーは2塁に釘付け。
ikki
「ワンナウト~!」
アナウンス
「9番、ピッチャー、前園。背番号15。」
疾風の音
(フェニックスって攻撃野球とは言え、バントとかの小手先野球もしてくる…)
ikki
(厄介だ…)
【ピシュ】
【カキィン】
帆田塁審
「ファール!」
疾風の音
「当ててきたな…」
【ピシュ】
【バシィ】
桂木主審
「ボール!」
疾風の音
(もしかして…、ただ粘るだけか…)
【ピシュ】
【カキィ】
桂木主審
「ファール」
疾風の音
(なんだこのピッチャー、当てるのが上手すぎる…)
熊谷雅之
(ピッチャーは「9番目の野手」なんだ、ただアウトになるんじゃダメだ…)
このあとも粘り続ける。
B●●●
S●●
O●
ikki
「もう20球近く投げてるぜ…」
【ピシュ】
【バシィ】
桂木主審
「フォアボール!」
ikki
「くっ…」
椿
「頑張れikkiさん!」
ヨーテル
「打たせていこう!」
レギュラー
「バックには僕たちがいるんだ!」
のりは
「失点は打撃で返してやる!」
ピッキー
「ホームなんか踏ませるか!」
しら
「ウィテングス外野陣を舐めるな!!」
ブレーキ
「フェニックスがなんだ!」
ikki
「みんな…」
野手からの激励を受ける。
アナウンス
「1番、センター、村田」
ikki
「よっし!」
【ピシュ】
【バシィ】
桂木主審
「ストライク!」
疾風の音
「ガンガン行くぞ!」
【ピシュ】
【カキィン】
【バシィ】
椿
「っしゃあ!」
椿さんそのまま1塁ベースを踏んで2アウト!
そして竹岡も三振でチェンジ!
ikki
「やっとエンジンがかかった!」
次は逃走中を書きますか。