【小説ウィテングス対フェニックス】（１回戦）９回裏
ウィテングスが反撃しますよ！
元阪急の山口高志に似たフォームで投げる熊谷満。
それに立ち向かうウィテングス。
ユーリ
「バットは短くな！」
疾風の音
「合わせていけ！合わせて！」
ブレーキ
「最終回なんだ！」
ベンチから選手の声援が飛ぶ。
この回の先頭打者は…
Line
「任せておきな…」
阪神政虎
「采さんは？」
椿
「準備しています」
アナウンス
「９回裏、ウィテングスの攻撃は、２番、キャッチャー、Line。背番号３９」
Line
「うっし！」
「レッツゴー！レッツゴー！Line！レッツゴー！レッツゴー！Line！レッツゴー！レッツゴー！Line！」
【ピシュ】
【バシィ】
桂木主審
「ボール！」
Line
「うっは、速！」
【１５８】
リルル・クローレス
「化け物…」
のりは
「落ち着いて…」
【ピシュ】
Line
「く…」
【ガシィ】
桂木主審
「ファール！」
Line
「当たった…」
「Lineぶっちぎれ～！」
ライトスタンドでは応援歌が鳴り響く。
熊谷満
「……ふぅ」
満は息を整える。
【ピシュ】
Line
「!?」
【ズバァン】
桂木主審
「ストラィクツゥ！」
【１６０】
阪神政虎
「え？ウソだろ…」
熊谷満
「ふぅ～…」
Line
「え？160km…」
しかし熊谷満はその事を知らない。
山田久義
（ＯＫ、今のアイツはミットしか見ていない…）
熊谷雅之
（まだ経験が浅いからな…、どんな時でも全力になりがちだ…）
小野正吉
（ここは山さんに任せるしかない…）
【ズバァン】
桂木主審
「ボール！カウント２ー２！」
のりは
「よく見た！」
Line
「疲れる…」
「オイ！オイ！オイ！オイ！オイ！オイオイオイオイオイオイオイオーーーー！」
【ズバァン】
桂木主審
「…ボール！」
「オオオオ…」
阪神政虎
「この緊張感こそ野球の醍醐味よ…」
山田久義
（ミットをドカンと来い！）
Line
（次で決める…）
熊谷満
（…………）
【ピシュ】
Line
（当たれ！）
Lineはフルスイングをした！
【ズバァン】
桂木主審
「ストラィクバッターアウト！」
Line
「あぁ……」
アナウンス
「３番、ショート、のりは」
のりは
「１点でも多く返してやる…」
【ズバァン】
桂木主審
「ストラィク！」
のりは
「っヤバッ…」
【１５４】
しら
「ちょっと落ちた、でも…」
のりは
「やっぱり154km…」
山田久義
（ドカンと来い）
【ピシュ】
【ズバァン】
桂木主審
「ボール！」
阪神政虎
「完全に勢いだけのピッチャーだな…」
【ピシュ】
【ズバァン】
桂木主審
「ボールツゥ！」
のりは
「怖い…」
ピッキー
「あんなスピードボールをぶつけにいくのは反則だよ(笑)」
熊谷満
「ふぅ…」
【ピシュ】
【ガシィ】
桂木主審
「ファールボール！」
のりは
「痛いよ…」
椿
「あっ！」
ブレーキ
「采さん！」
scarlet
「俺の代打だから頑張ってくれ！」
采佳
「わかりました」
【ガギィ】
ピッキー
「おっ!?」
当たり損ねの打球はフラフラと…
竹岡優
「オーライ！」
熊谷雅昭
「オイ！」
【ダス】
染谷塁審
「フェア！」
ポテンで出塁！
采佳
「それでは」
アナウンス
「ウィテングス、バッターの交代をお知らせします。４番、ライト、scarletに変わりまして、采佳。ウィテングスのバッター、采佳。背番号３０。」
「ウオオオ！」
リルル・クローレス
「頼むよ采！」
「あーーやーーかーー！」【ダンダンダン】「あーーやーーかーー！」【ダンダンダン】「あーーやーーかーー！」
球場に「采佳」コール！
「燃えろ！燃えろ！采佳！燃えろ！燃えろ！采佳！燃えろ！燃えろ！采佳！」
【ズバァン】
桂木主審
「ボール！」
采佳
「これはボールね…」
阪神政虎
「女性陣頼みますよ！」
山田久義
（まだ小娘じゃないか…）
熊谷満
（知らんぜ？采佳なんて…）
山田久義
（４ー６ー３のゲッツー狙うぞ…）
熊谷満
（はい。早く終わらせましょう）
平田祥二
（ダラダラやるなよな…）
山田はアウトローに指示。
【ピシュ】
采佳
「!?」
【ズバァン】
桂木主審
「ストラィク！」
采佳
（ゲッツーを打たせたいのね…）
のりは
（これ走ろうかな…）
疾風の音
（６点差だけど１点でもとってなんとか勢いをつけたい…）
采佳
（狙いはただ一つ…）
【ピシュ】
采佳
（きた！）
【ガギィ】
椿
「ど真ん中!?」
ヨーテル
「すっぽ抜けだな…」
ライトへヒット！
采佳
「やる事は果たしたよ！」
阪神政虎
「鷹峯ＧＯ！」
アナウンス
「ウィテングス、１塁ランナー采佳に変わりまして、鷹峯珱。」
ブレーキ
「チーム１、２位を争う足の速い鷹峯さんだぜ！」
アナウンス
「バッターは、５番、レフト、リルル・クローレス」
リルル・クローレス
「次試合からはアイスになるよ！」
山田久義
（女の子が続く打線だな…）
平田祥二
（早く風呂入ろうよ…）
【ピシュ】
リルル・クローレス
「うわぁ！」
【ガス】
桂木主審
「デットボール！」
リルル・クローレス
「……………っ！」
阪神政虎
「トレーナー！」
トレーナー
「はい！」トレーナーがリルルに駆け寄る。
山田久義
「大丈夫か？スマン」
満も頭を下げてる。
阪神政虎
「どこやった？」
椿
「肩ですね…」
阪神政虎
「それじゃ双樹さん、代走で」
双樹槇
「はい」
アナウンス
「ウィテングス。負傷選手に変わりまして、双樹槇。」
熊谷満
「満塁…」
熊谷雅之
（優勝決定戦とかだったらアイツに変わってオレが出たけどまだ２戦目だ。満に託したよ。）
アナウンス
「バッターは、６番、ファースト、しら！」
しら
「ここでかぁ…」
阪神政虎
「変える気は無いな、当たり前か…」
【カキィン】
阪神政虎
「おっ！」
椿
「ジャストミート！」
打球は１、２塁間を抜けた！
まず１人帰って８点目！
続いて鷹峯が突撃する！
前田勝之
「ナメるな！」
前田が返球！
【ザァァ！】
桂木主審
「アウト！」
鷹峯珱
「ああ…」
阪神政虎
「ドンマイ！ドンマイ！バッターはセブン！」
セブンの独り言
「うっす！」
上原大人
「一発屋の底力見せたれ！」
アナウンス
「バッターは７番、ピッチャー。マフジーに変わりまして、セブンの独り言。背番号５０」
熊谷雅之
「２死３塁か…」
小野正吉
「もう終わりですね…」
阪神政虎
（けどここまでだな…）
Ｂ●●●
Ｓ●●
Ｏ●●
熊谷満
「ふしゅ！」
【ズバァン】
桂木主審
「ストラィクバッターアウト！ゲームセット！」
阪神政虎
「負けたか…」
小説 ８ー１３ フェニ
フ 110 014 330｜13
小 000 020 501｜８
【フェニックス】
前園-○井田-福川-榎本-熊谷満/前田-山田
【小説】
●ikki-アルフェッカ-ほのぼの-イグッチョ-阪神政虎-マフジー/疾風の音-椿-Line
・勝利投手
井田（１勝）
・敗戦投手
ikki（１敗）
