【小説ウィテングス対フェニックス】(1回戦)7回表
アナウンス
「フェニックス、ラッキー7の攻撃です。」
マリンフィールドに「六甲おろし」が流れる。
【ピシューー】
リルル・クローレス
「カラフルな風船だ!」
アルフェッカ
「それにしても旗の数が多いですね」
阪神政虎
「昔はあんなもんでしょ」
アナウンス
「小説ウィテングス、ピッチャーの交代を致します。ほのぼのに代わりまして、イグッチョ。ウィテングスのピッチャー、イグッチョ。背番号7」
イグッチョ
「まさかの…」
【ダダンダン】「イグッチョ!」【ダダンダン】「イグッチョ!」【ダダンダン】「イグッチョ!」
イグッチョ
「抑えられるかな…」
疾風の音
「やってみないと分かりませんよ」
イグッチョ
「ですよね」
アナウンス
「7回表、フェニックスの攻撃は、9番ピッチャー井田に代わりまして、小野。フェニックスのバッター、小野。背番号35。」
「オオオオ!」
イグッチョ
「なんだ!?」
阪神政虎
「小野さんか…」
小野正吉
「さて、仕事だ…」
疾風の音
(コイツか…、『フェニックス一筋20年』の小野正吉…)
アルフェッカ
(自衛隊で業務をやりつつフェニックスで20年間も現役は凄い…)
イグッチョ
(初球ボール…)
【バシィ】
桂木主審
「ボール!」
疾風の音
「OK!OK!」
阪神政虎
「さて…」
不意に政虎がどこかへ行く。
【バシィ】
桂木主審
「ストライク!」
椿
(球数を増やさせるな…)
イグッチョ
(3人で終わるとして50球で終わらせないと…)
【バシィ】
桂木主審
「ストラィクツゥ!」
イグッチョ
「待球か…?」
疾風の音
(ならば)
【ピシュ】
【カキィ】
イグッチョ
「よっしゃ!」
打球は大きくワンバウンドして三遊間へ
レギュラー
「間に合え!!」
【バシィ】
染谷塁審
「セーフ!」
イグッチョ
「え~~…」
アナウンス
「1番、センター、村田」
村田秀也
「ヘイ!」
イグッチョ
「何なんだコイツらは…」
【カキィン】
イグッチョ
「うわぁ!」
打球はイグッチョのグローブの横をいきセカンドへ
ヨーテル
「っく!」
しかしセカンドヨーテル、捕球を焦り、ファンブル!
ランナーオールセーフ!
ヨーテル
「しまった…」
アナウンス
「2番、ショート、竹岡」
竹岡優
「トドメをさすか…」
イグッチョ
「参ったな…」
【ピシュ】
【バシィ】
桂木主審
「ストラィク!」
疾風の音
(もうドンドン入れちゃえ)
【バシィ】
桂木主審
「ストラィクツゥ!」
竹岡優
(ほう…)
イグッチョ
(決め球!)
イグッチョは低めのシンカーを投げる。
竹岡優
(よし!)
【カキィン】
イグッチョ
「あ?」
打球は左中間へ
スマッシュとしらが追いかける!
スマッシュ
「間に合え…」
しら
「うおお!」
しかし白球は無情にも抜ける。
金城塁審
「フェア!」
小野正吉
「よし!」
まず1人帰って1点追加。
小説 2ー8 フェニ
村田は猛ダッシュで3塁へ!
しら
「させるか!!」
しらが3塁へ投げる!
【バシィ】
金城塁審
「セーフ!」
イグッチョ
「っくそ!」
阪神政虎
「タイム!」
アナウンス
「小説ウィテングス、守備の交代をお知らせします。レフトのスマッシュがセンター、センターのしらがファースト、ファーストの椿がキャッチャー。キャッチャーの疾風の音に代わりましてレフトにリルル・クローレスが入ります。」
菊松康平
「ここで守備交代ですか…」
熊谷雅之
「ついでにピッチャーも交代しやがれ」
アナウンス
「バッターは3番、サード、平田」
【カキィン】
イグッチョ
「………」
打球は三遊間を抜けた。
村田が帰って9点目
阪神政虎
「タイム」
アナウンス
「ウィテングス、ピッチャーの交代をお知らせします。イグッチョに代わりまして、阪神政虎。ウィテングスのピッチャー、阪神政虎。背番号13。」
熊谷雅之
「来たな敗戦処理(笑)」
【ダダン】「まーさとら!」【ダダン】「まーさとら!」【ダダン】「まーさとら!」
阪神政虎
「もうどうにでもなりやがれ!」
アナウンス
「四番、キャッチャー、前田勝之」
椿
(初球は?)
阪神政虎
(ど真ん中)
【バシィ】
桂木主審
「ストラィク!」
椿
(次は…)
阪神政虎
(高め)
【バシィン】
桂木主審
「ストラィクツゥ!」
イグッチョ
「アイツやけくそだな…」
阪神政虎
(3球目は…)
前田勝之
(低めのストレート)
【カキィン】
阪神政虎
「当たり前か…」
打球はセンター前にポロリと落ちた。
スマッシュ
「これで10点目か…」
アナウンス
「五番、レフト、雅昭」
阪神政虎
「そりゃ!」
熊谷雅昭
「!!カーブ!?」
【カキィ】
長くなりそうなのでまた分けます。