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寒さ嫌いの氷魔術師  作者: カフェイン
第一章 クラス替え
8/23

試験終了 打ち上げみたいなもの

光の試合が終わり、俺と俊介は光に会いに行こうとしていた。



「光のやつ、銃の扱い上達してたなあ」


「ほんとにね。特に最後の後ろに撃って前に飛び出す技はびっくりしたよ」


「あんな使い方するとは普通思わないよな」


「そうだね。あっ、光さんだよ」


「それと、横にいるのは、須藤か」



光は須藤と喋りながら歩いていた。

どうやら、あの試合の後に仲良くなったらしい。

光はすぐに誰とでも仲良くなるんだよなあ。


「あっ、正人。私の試合どうだった。」


「凄かったぞ。そっちの須藤、だっけ、流石は元4組の委員長だっただけあって雷鳴の強さは一級品だな」


「僕は雷鳴が苦手だから、余計にそう思ったよ」


「ありがとうございます。でも光ちゃんやあなたたちに比べたらまだまだですよ。あと、私のことは星姫でいいですよ。そのほうが呼ばれ慣れてますし」


「そうか。なら俺も正人でいいぜ」


「僕も俊介でいいよ」


案外、星姫は話しかけやすいやつだった。

元委員長って聞いたからカタブツな人かと思ったけど、全然ちがうな。

どっちかっていうと、おしとやかって感じかな。












こうしてクラス替え試験は終わった。

どうやら、結果は明日に発表されるみたいだ。

こんなに生徒がいるのによく一日でまとめられるよな。

ちょっとこの学校に関心。



「最後に、今回の試験の結果は明日校舎に張り出すので、明日はそれを見て自分の教室に行くように」


いまだに名前がわからない校長の話が終わり、解散となった。



「やっとクラス替え試験終わったなあ。そうだみんな、どっかで遊ばないか」


「いいね。僕もそんな気分だよ」


「私も行く。星姫ちゃんもいく?」


「私もいいんですか!ぜひ行きたいです」



でも、どこで遊ぶかなあ

いまは3時30分で微妙だし。

他にいくあてもないしなあ

そんな感じで、遊ぶ場所について悩んでいると。


「僕は久しぶりに正人の家にいってみたいな」


「それいいね。私も一度も行ったことないから行ってみたいかも」


「正人さんの家ですか、楽しそうです」



そういえば前に俊介が俺の家に来たのって11月ぐらいだっけ。

光は一度も来たことないし、星姫はさっき知り合ったばっかりだしな。

そうだな、母さんにも今日のこと知らせたいしそれでいっか。

しばらく、考えた後、


「そうだな、じゃあ俺ん家に行くか」


ということで、氷村家に行くこととなった。














場所は変わり氷村家



「ただいま母さん、友達入れるよ」


「おかえり正人、あら、俊介君じゃない、久しぶりね」


「お久しぶりです」


「ゆっくりしていってね。あら、そちらの娘たちは」


「藤田光です。よろしくお願いします」


「私は須藤星姫です。よろしくお願いします」


「二人とも礼儀正しいわね。正人も見習いなさいよ」


「なんで俺なんだよ。リビングでいいよな」


「ええ、ジュースとか取ってくるから、案内した後手伝ってちょうだい」


「了解でーす。じゃあ、入ってくれ」


「「「おじゃまします」」」





正人は荷物を置いた後、二回に上がっていった。



「ここが正人さんの家ですか。そういえば俊介君は何回か来たことあるんですよね」


「うん、5,6回あるよ。一年の初めの時からの仲だからね」


「私も一年の夏休みの前ぐらいから一緒にいたけど、ここに来たことはなかったなあ」


「高校生で家で遊ぶ機会ってあまりないですからね」


「遊べる日はカラオケとか行ってたもんな。ほい、ジュース」




いつの間にか、正人と母の奏はジュースとグラスを持って降りてきていた。

奏の手には皿に盛られたたくさんのお菓子がある。



「それで、今日の試験はどうだったの」


「俺は何とか俊介に勝ったよ。最後は二人とも倒れちまったけどな」


「私は光ちゃんに惨敗でした。私はまだまだですよ。」


「そんなことないよ。星姫ちゃんの電撃すごかったよ。あれなら、1組に入れるよ」


「そうだね。4人全員で1組に入れたらいいよね」



そうだな。せっかく星姫とも仲良くなったんだし、4人一緒に1組入りたいよな。

筆記もまあまあだったし大丈夫だとは思うんだけどなあ。





「ただいま~」


ん、姉さんがが帰ってきたみたいだ。

なんか、うるさくなりそうだな。



「おっ、俊介に光ちゃんじゃん。いらっしゃい」


「お久しぶりです葉月さん」


「おじゃましてます。」


「まあ、ゆっくりしていきなよ。で、そっちの子は?」


「あっ、わ、私は須藤星姫です。氷村センパイ、よろしくお願いします」


「ははは、そんな固くならなくてもいいし、葉月でいいよ。よろしくね星姫ちゃん。それにしても正人、家に女の子つれこむとは、いいご身分だねえ」


「じぶんに勇気がないからってってひがむなよ(ボソッ)」









その後、正人の意識は刈り取られていた。


ほとんど聞こえないような声で言ったはずなのに。

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