表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
寒さ嫌いの氷魔術師  作者: カフェイン
第二章 任務編
10/23

任務 事件と不穏な影

あけましておめでとうございます。


今年もがんばっていきたいと思います。

とある建物内で


「おいっ、また警察クソどもがここに入ってきたらしいじゃねーか」


その工場の一室でリーダーと思われる男が大きな声で言う。

そこそこ大きい工場なので、周りにその声が漏れることはほとんどない。

そのため、この男もここをアジトに決めたわけだが。


「すいません。まさかまた入ってくるやつがいるとは思わなくて」


「まあいい。それよりも俺たちのことは気づかれてないだろうな」


リーダーの男は少し殺気をこめて言う。


「大丈夫だよ。気づかれる前に僕が殺ったし」


たった今扉から入ってきた長身の男が言う。

リーダーが放った殺気にも物怖じしていないようだ。

他の手下たちは完全に委縮してしまっている。

リーダーの男は満足げに頷くと


「ならいい。お前がそう言ううなら大丈夫なんだろう。今夜も行くぞ。全員用意しておけ。

そう言い残し男は姿を消した。















学校の周辺で誘拐事件が起きていると正人が聞いたのは新しいクラスになって1週間ほどたった朝のことであった。

被害者は6人でそのうちの一人はこの学校の生徒であるらしい。

事件の内容は、夜に一人で歩いているところを狙われるということしかわかっていないらしい。

なんせ、目撃者がいないので詳しいことがわからないのだ。

学校ではもっぱらそのことが話題になっていた。



「はい、みんな席について。」


そんなことを話していると、担任の今村先生が教室に入ってきた。


「1組に‘任務’が入りました。なので今日の授業はすべて作戦会議ブリーフィングです。詳しい資料は委員長の護峰院さんに渡しておきますんで委員長の指示に従うように」


とそれだけを言い、朝のホームルームが終了した。

生徒たちが一斉にざわつき始めめる。もちろんそれは正人たちも例外ではなく、クラス全員が驚いたといっても過言ではなかった。



「みんな、とりあえず私の話を聞いてくれ」


その中で先ほど呼ばれた委員長である護峰院が前に出てきいた。


「皆、いきなり‘任務’を出され困惑するのはわかる。私も今朝に言われたばかりだから少し動揺している。何しろ、こんな時期にするものではないからな」


まず任務とは、この学校の単位の一つであり任務、は一年に三回行われる。

その内容はおもに警備や護衛などが多いとされている。

しかし、これは正人たちが後から知ったものなのだが、一組はこの紅魔法学校のトップのクラスなので、少し難しい任務もまわってくるらしい。

クラス同士の連携が重要となるので、普通、初回は夏休みに行われるのが多いのだが、今回は新しいクラスが始まってから1週間という短期間であり、誘拐事件が起こってるという事実もあるので、皆の間で不安が高まっていた。



「今から、この資料に書いてあることを簡単に言うので、それについてしばらく各自で話し合ってもらいたい。無論、わからないことがあったら私に聞いてくれ」


護峰院が話したことをまとめると、今回の任務は廃工場の確認らしい。

もうすぐ解体するので、魔法防護服を着ていき、中に何もないことを調べてきてほしいということだ。

生徒のほとんどは今話題の事件とかかわりがないのを知って安堵の笑みを漏らしている。


「よかった、誘拐事件とは関係なさそうだね」

こちらでも光が安心したようにつぶやいている。


「光ちゃんの言うとおりですよ。誘拐犯を捕まえろなんて言われると思ってました」

よっぽど怖がっていたのであろう、星姫も安心したように言った。


「何がともあれ、安全そうな任務でよかったよね・・・・正人?」


その中で正人だけが怪訝な表情を浮かべている。

何かを必死に考えているようだ。


「どうしたんですか正人君?」


星姫が気になって聞いてみた。


「いや、妙だしおそらくは難しい任務になるだろうなって思ってな」


「ええっ!なんで」


「まずは、いくらなんでもこんな時期にするのはおかしい。クラス同士の連携もほとんど取れないだろうし、あんな事件があった後なのに任務を行うというのもおかしいはずだ」


「確かにそうだけど今回の任務は建物の中の確認だけなんだろ、連携もあまり必要じゃないし、時期もたまたまの可能性だとしたら不自然じゃあなくないかい」


「いや、連携は絶対に必要だぞ。お互いに情報がいきわたらないと危険だし、工場内ってことはそこそこ広いはずだからバラバラになるかもしれないしな。それに事件の後ってことは余計に気を配らないといけないぜ」


「じゃあ、正人君はいったいどう思ってるんですか?」


星姫が心配そうに聞いてくる。

正人はそうだな、とつぶやいてから


「まだ確信は持てないが、あの護峰院って人は嘘ついてるんじゃないかと思ってる」


「「「えっ」」」


正人の言葉に対し、3人はかなり驚いている。

そんな中でも正人は表情を崩さずに自分の考えを伝えていく。


「魔法服を着ていくのも変だと思う。工場内を見回るだけならヘルメットや普通の防護服でいいはずだ。少しは魔法の影響が出てるかもしれないが、魔法服を着るほどでもないだろ」


「確かにそうだね。よく考えれば工場を観察して来いってのもおかしい気がするなあ。そういうのは業者とかがする仕事のはずだし・・・・」


俊介が言うことももっともだ。

どんどんこの任務に関する疑問が増えてきたな。

そういえばさっきから何か引っかかてるんだよなあ。


「どうかしたの正人?」


「うーん・・・・なんかなあ、試されてるって言えばいいのかなあ。なんか引っかかるんだよ」


と思ったことを言ってみる。

委員長がたとえ士気が下がるようなことがあり、なにかを伝えたくなかったにしても、もう少し上手に隠す方法があるような気がする。

それに、なんだか間違いに気が付いてほしいような言い方をしていたような気もしたんだよなあ。



「さすがだな、そこまで考え付く人がいるとは思わなかった」


「「「「えっ」」」」



いきなり声が聞こえたので振り返ってみると、委員長である護峰院が後ろにいた。

その顔はとても満足そうに微笑んでいる。






「今からあなたたちにだけ本当のことを話そうと思う。付いてきてくれ」


その口からは驚くべき言葉が発せられた。

今回の話からは任務編を書こうと思っています。

正直、うまく書ける自信が全くというほどではないですがありません(-.-)

でも、一生懸命書くので読んでくれればうれしいです。

それでは、また次回で・・・

感想をいただければ作者はとても喜びます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ