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8章 実験台

1、blackmail


昨日くみがR国に旅立った。

(7章参)


なおはくみに旅館を紹介したが旅館では働かなかった。

少しゆったりとした時間が欲しくなっていた事も大きい。

穏やかに数か月の大学生活を過ごすなお。

彼氏のCとデートしたり、さちと遊びに行ったり。

平凡な学生生活を送るなお。


くみが旅立った翌日、スマホに一通のメールが入っている。

知らないアドレスからのメール。

迷惑メールかと思ったのだが、タイトルの所に

「0月0日なお」

と書いてある。

「ドキッ」

とするなお。

その日付はなおが誘拐された日。

(6章 参)


息をのむなお。

恐る恐るメールを開く。

すると2人の男に?されてるなおの写真が添付されている。

そしてメールの下部分には

「電話しろ」

と電話番号が書いてある。


無視するわけにもいかないなお。

そこに書いてある電話番号に電話する。

電話がつながる。

「よぉ」

と男の声がする。

「あの時の男だ」

と察するなお。


「な、なんで私のメール知ってるんですか?」

「メールだけじゃなく、電話番号、住所も知ってる」

なおの心臓の音がバクバクする。

嫌な予感しかしない。

「今すぐここに来い」

と言われるなお。

「・・・・いやです」

と断ろうとするが

「ならあの時の動画ネットに出すぞ」

と脅迫してくる。

断る事が出来なくなるなお。

「・・・どこに行けばいいですか?」

と聞いて場所を指定される。


場所は海に停泊してる客船らしい。

「金払うからすぐにタクシーで来い」

と命令され電話切られる。

なおはあの男たちが苦手だった。


※続きはM男のブログ、またはムーンライトノベルズに書いてます。


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