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知ってる彼女 知らない彼氏  300文字小説

作者: あずまさ

ねぇ、知ってる?今日の占いでおとめ座一位だったよ 上機嫌な私が言う

いつものように男は答える へぇ知らなかった~

私は長年、彼に片思いをしている、だから彼の後ろに乗って質疑応答する時間が私の大好きな時間

私と彼は幼馴染 私は家が近いという特権を使って毎日 送迎してもらっている

だから彼の興味のある話題を質問し続ける。この時間が唯一、彼を独り占めできるから彼に好意を持ってもらうためならなんだって努力をする

でも今日は一位だったから…


ねぇ知ってる? 私あなたのこと好きなんだ 彼は驚き バイクを止めて冷静に答える 


俺が彼女いるの知ってるだろ? 

私は答える うん、知ってるよ あなたがおとめ座なことも

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