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おとぎばなし ― 鬼哭(きこく) ―  作者: ぽすしち
泣かせるの章

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68/71

なにを ねぼけて




   ――― 泣かせるの章 ――― 








 セリが、泣いている。


    

     すまぬな、スザク


 

 姉上のせいじゃないというのに、セリは泣きやまぬ。



   わたしはな、おまえのかわりに泣いておるのだ



意味がわからぬ。




 ―――が、

 


        ああ、そうか。




姉上、いま、わかったぞ



 おれが、泣く感情がないから、 ―― 姉上は、それが、悲しいのだろう


       


            そうか、わかった。

      

  


     なにがだ?このバカもん!



           いや、だから、どうしてセリが泣くのか



       はあ?おまえは何をねぼけて




                   わああ!セリ、待って!!




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