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おとぎばなし ― 鬼哭(きこく) ―  作者: ぽすしち
鳴(なく)の章

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46/71

このときが




   ――― なくの章 ―――




 




    いよいよ、このときがやってきたのだ。




 身体には、『気』があふれみなぎる。




 うっすらとしらみ始めた空を見上げてから、べっ、とそれを吐き出した。


 土の上に転がる飴色の石と赤い石。



「 ―― ふん。ただの殻に用はない。役神のほうは、かなり美味かったがな」


 こちらがあの子どもに施す術の邪魔をしに、わざわざ『餌』のほうから飛んできたのだ。




 ぐずりと痛む、失った眼のあとをおさえ、空を見上げた。







     ―――――  夜が明ければ、土釜を解き放つ。







       ―――――――――――――――――――――――





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