あのとき
あのときおれは、なんで、武器を拾わなかった?
たとえ、父親にとめられようとも、その父親を守るために、必要だった。
「だめだ!!シュンカ!それを捨てろ!!」
口からも血を流す父は、必死に叫ぶ。
「・・い・・いやだ!!だめだよとうさん!!おれも、戦う!」
傷だらけの父の顔が、ゆがむ。
「シュンカ、やめろ」
「だって!このままじゃ!とうさんが ―――」
とうさんが ―――
父は、 ――― このあと、死んだのではなかったか?
それで、自分は天宮に・・・ ――――
悲しげに自分を見る父とそれ以上目を合わせることが耐えられず、顔を覆った。
※ ※
あのとき、父親を助けるべきではなかったのか?
でも、とうさんが ――――
おまえの力で、傷だらけの父親を癒すべきだった
それは、したらいけないって ――――
おまえが、見捨てたのだ
ちがう!!おれは、 ――――




