ウケイレルカ
ここから、流血、残虐、表現多し。ご注意ください。
申し訳ありません。前までのはなしの場面がでてくるので、意味がわからないかもしれません・・・。
よろしければ、ついでに目をとめていただけると、うれしいです。。。。
※ ※
ウヲンウヲンと泣く震えが、いつのまにかシュンカの中にはいりこむ。
ムネンクヤシイカナシイコワイ
「つ、」
クライアツイクルシイイタイ
タスケテタスケテタスケテクレ
「っだ、だれ、」
オマエ
コエガキコエルカコエヲヒロウタカ
オマエ
――― オレノイタミヲウケイレルカ?
※ ※
シュンカは、剣をつかんでいた。
「 やめろおお!!そんなもん、もつんじゃねえ!!」
必死の叫び声は、これは ――――。
「――とうさん?」
振り返ったら、こちらを睨み据える父がいた。
全身に矢をあび、血を流しながらも、棍にすがるよう必死に立ち戦っている。
あのときだ。
結界の中に、自分を閉じ込めてしまう前。




