表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5か月経過のらんど  作者: はこなか
8/14

日本語にこだわらない

 らんどは文章を今とは違った方法でかちっと書くことに集中していた時期があった。

 20年以上はこの後遺症に悩まされてきたが令和に入るころからだんだんと次のフェーズに突入することになった。

 今は文語と口語の区別は昔よりはゆるやかになっており、また最近は日常会話のにも気を配っている。

 特にここ2~3年は日本語の名詞単語の覚えが悪く、最近在職者として職業訓練校に日曜日通い始めたのもこのことと無関係ではないという。

 30年ほど前簿記を学んでいたことがあり、この秋からハローワーク関連を通して最新の入門簿記を学んでみることとなった。

 久しぶりの学びで得た驚きの連続とは簿記とは生きているただの実務だとの実感にあった。

 新たな勘定科目『クレジット売掛金』、会計ソフトにより『諸口』の扱われ方の変化などは最たる例だ。

 理屈ではなく実際は『どう使いたいの?』という切り口であり、このことから簿記会計をひもとくとパソコン会計の実態も無視できない。紙で転記することが稀有となった令和時代には『諸口』は新たな『ひとくくり』として用いられている。

 『過去の学びなおし』とは言葉のあやで一方で盤石な実務に見える簿記の最新アップデートであり、熟年期の懐古のつもりだった日曜訓練が結果良い脳トレになりつつある。

 らんどが日本語にこだわらないと決意したのは、日本語の役割練習会話を覚える必要がない位、その場の判断が要求される脳トレということに気づいた裏返しでもある。

 言葉について熱量の高いらんどは空間認識が乏しく、言語運用が高い知的特性から来ており凸凹でこぼこした特性を持つ発達障害者の生きづらさをあらわしている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ