獣神ベヒーモス
獣神ベヒーモスの前パンチによって景気よく読んでいった慶太。スケスケ少女エミリーは慶太が死んだと思いその場に倒れこみ気を失った。
獣神ベヒーモスは倒れこんだスケスケ少女エミリーに近寄りじっと見つめて攻撃をするそぶりは見せなかった。
「まだまだ、これからだぁ」
ドロドロに汚れているダサイ慶太はスケスケ少女エミリーの前に立ちはだかる
「俺は絶対にこの子を……ギャフン」
獣神ベヒーモスはドロドロに汚れてダサイ格好にダサイセリフを言う慶太に容赦のない前足パンチをお見舞いする
またも、吹き飛ばされるドロドロに汚れてダサイ格好の慶太
ただ、ウィンドウ画面のログに
ダメージ3を受けました。神器経験値10が入りました
レベルが1上がりました。
なんと神器のレベルが上がったのだ。これによってドロドロに汚れてダサイ格好の慶太は確信した。ダメージを受けると神器の経験値が入るのだ。
「なんの……まだまだ」
獣神ベヒーモスは何度も立ちはだかる汚くてダサい恰好の慶太が鬱陶しいと思った。徐々に苛立ちの感情が現れたのか、何度も何度も気を失ったスケスケ少女エミリーの前に立ちはだかるの慶太を強く払い始める。
慶太はふとスケスケ少女エミリーに目が行くととても大変なことになっていた。スケスケ少女エミリーは倒れた時に裾がめくれておりスケスケセクシー少女エミリーとなっていた
獣神ベヒーモスはスケスケセクシー少女エミリーに用があるのだろうかその場から一向に動かずに、ドロドロに汚れてダサイ格好の鬱陶しい慶太に前足パンチを繰り返していた
ダメージ3を受けました。神器経験値10が入りました
レベルが1上がりました。パッシブスキル オートカウンターを獲得
なんとスキルを覚えたのだ。
「なぜ、そこまでその少女を守るのだ?」
「なぜ?当り前のことを聞くな、この子は女の子だ、そして俺は男だ。ただそれだけだ」
「ふむ」
獣神ベヒーモスは慶太の言葉には一切の興味を感じない
「ゲフ」
またもや前足パンチを受けるダサイ慶太だが、今回は今までのダサイ慶太ではなかった。なんとパッシブスキルのオートカウンターが炸裂。スキルのお陰で獣神ベヒーモスの前足は弾き飛ばされて慶太は吹き飛ぶも獣神ベヒーモスも吹き飛ぶ
「なんだ、その力は……貴様……どうやってその力を」
「俺は叩かれれば叩かれるほど強くなるみたいだな」
かなりの時間を戦闘に費やしていたようで太陽が沈みかけていた。すると、獣神ベヒーモスの姿が少しずつカスミ始める
「今日はこれまでのようだ」
おとなしくなった獣神ベヒーモスは霞のように消えていった
「助かったのか?」
先ほどまでの喧騒が嘘のように森に静けさが戻ってくる。いつの間にか日は暮れて辺りは夜の闇に覆われていた
「へへ」
慶太は倒れこんだ状態で獣神ベヒーモスが消えるのを確認するとその場で寝息を立てて寝始めた
慶太が寝始めてどれぐらいたっただろうか
辺りは深い闇に覆われていて昼とは真逆の顔を見せる森でスケスケセクシー少女エミリーは目を覚ます
辺りを見回すが誰もいないことにまたも怯え始める
ガサガサ
何かが動く音がした。少女の前に非常に美しい女性が現れる
「姫」
「トゥワイス」
トゥワイスと呼ばれるピカピカの鎧を着た女性はスケスケ少女エミリーもとい、姫に駆け寄り抱きしめる
長身のトゥワイスがスケスケ少女エミリーを抱きしめていると身長差のせいか親子のように見える。
「すみません、私がふがいないばかりにこんな目に」
「いいの、こうしてトゥワイスが迎えに来てくれて本当にうれしいわ」
「姫……ありがたきお言葉」
「ええ、ありがとう、それよりももう一人、いなかったかしら?」
エミリー姫は辺りを見回し彼を探していた。だが、面識のないトゥワイスにとっては誰のことか見当がつかない。
「いえ、我々は姫以外、生きているものは誰も見ておりません」
誰か近くにいたのだろうか、それとも姫を守ってくれた人物がいるのだろうか思考するが今となってはわからないのも事実。現状の知りえることを述べるしかないトゥワイス
「そう……ですか」
非常に悲しそうな表情をするエミリー姫
「どうかなされましたか?」
「いえ、それにしてもトゥワイスはどうしてここがわかったの?」
「詳しいことはまた後ほど、迎えが来ていますのでそちらへ」
「……わかったわ」
エミリー姫とピカピカ鎧のトゥワイスという騎士は街道へと戻り馬車に乗って帰っていった
エミリーが森を去って数時間後
目を覚まして辺りを見回す慶太。寝ぼけた頭を回していると少女の存在を思い出す
「あ、しまった、あの子、大丈夫かな?」
慶太はスケスケセクシー少女エミリーが気になったのでマップで確認して戻ろうとする。しかし、スケスケセクシー少女エミリーはどこにも見当たらないのだ。だが、入念にマップの確認を行う。
しばらくの間、マップとにらめっこした慶太だが、スケスケセクシー少女エミリーを見つけることが出来なかった。
「くそったれ」
慶太はすぐに歩き出し探し始める。いつまでもマップとにらめっこしても何も変わらないと思ったからだ。獣神ベヒーモスが消えたほうへと向かうと握りこぶしぐらいの大きさの牙を発見する
「すごいなこれ」
まるで宝石で出来ているのではないかというぐらい夜の森でも月明りで光っている。ただ、今はそれどころではないとその牙をポケットに入れて再度、歩き出す慶太
兎に角歩き回った。
森の中をくまなく探した。川の中、木の中、時には断崖絶壁を超えて……
歩き回っているといつの間にか朝日が顔を出していた。そして街道へと出ていた。流石にこれだけ探してもいないということはもう移動していると考え慶太は近くの町を探す。
マップに街らしきものを発見することが出来た。
どうやらとても大きな街のようだ。もしかしたらここにいるのではと慶太は大きな街へと向かった
慶太が近いといって訪れたのは伯爵領の都市で穀倉地帯の中心と言われる場所だった。だが、いきなり問題が発生する
出入口が町に一つしかないのだ。
そして、門番が常駐しており出入りの際は何かカードのようなものを見せていた。これは入るのに少々厄介だと感じる慶太。慶太の服装はリクルートスーツのみ
現代の日本ならサラリーマン慶太で通用するがここは異国の地。変わった服装で怪しいやつと言われるに違いない
出入り口で通行人を見ていたがどいつもこいつも化学合成繊維の服を着た人などいないのだ。トランスフォームでピエロのような水玉模様の派手な服という選択肢もあるにはあるがどう考えても失敗に終わる
どっちにしてもリスクが高すぎるのだ
牢屋に入れられでもしたらエミリーを探すことが出来なくなってしまう。
サラリーマン慶太はどうしようと街の外をウロウロしているとボロボロの小屋を発見する。中に入ると外見同様ボロボロで椅子の足が腐っていて座ることは出来ない
ただ、雨風を凌げるだけでも良しとするしかなかった。サラリーマン慶太はこの小屋で一晩を過ごすことにした。
「朝、起きたらまた森へ行ってみよう」
サラリーマン慶太は独り言を言いながら寂しく床に寝転んで目を閉じる
貴重なお時間を使って読んでいただきまして
ありがとうございます




