授業参観
授業参観時の死神教員の記録でございます。
小学校一年生の授業参観。教科は国語です。
子どもも親も、期待と緊張で胸を高鳴らせる中、担任の指示でクラス全員合わせての音読が始まりました。
保護者が来ている事もあり、大きな声で張り切って教科書を読みあげる子供たち。
どの子も、恥ずかしさ半分嬉しさ半分のなか、最後の一文字までしっかりと読み終え、誇らしげな表情でチラリと親の顔を盗み見ています。
そんな我が子の様子に、ホッと胸を撫で下ろした保護者のみなさんが笑顔を返した瞬間、担任が勝ち誇った様子で胸を張り、甲高い声で言い放ちました。
「はーい皆さん。大変大きな声で読んでいましたね。
いいですか、そんなに大きな声で読んでいいと思いましたか?授業中なんですよ。
おうちの方が来ているからって張り切って元気になっちゃって。いつもより大きな声で読んでましたけど。隣のクラスが迷惑するとか思わなかったのかな。
先生はとっくに気づいてたけどね。・・・あれ。もしかして、ちゃんと考えて気づけてたのって先生一人?先生だけだったのかしら。」
子どもたちの萎れた姿を見続ける、いたたまれない空間の完成です。
もはや日本語を話せる宇宙人レベルの不可解さ。
保護者が絶句した事は言うまでもありません。
後日、この死神教員を回避すべく、3人の児童が転校したようです。
更に後日、ストレス発散の為に児童を呼び出しては殴る、ゴミ箱やイスを投げ暴れる等の体罰があったことや、授業中ほぼ自習状態にしてこの教員は昼寝三昧だったことが、児童の口から発覚しましたが、すでにこの死神教員が姿を消した後でした。
今もどこかで、同じような授業参観が繰り返されていることでしょう。
『やる気を刈り取る死神教員』、いかがでしたでしょうか。




