序章
前回の続きと、軽い人物紹介です。
ドン!
「…なんだぁおめぇ」
ひったくりの男は小さな障害物を睨みつける
「いや…ぶつかってきたのそっちだろ…ん?
あっはw何このダッサイカバン?すごく似合わないね」
「あぁ?テメェ…ここいらの者じゃねーな、まあいい、そいつを返しなチビ」
「…はwこれマジであんたのなの?趣味わっる!そんなに返して欲しいの?ww」
さっきから逆撫ですまくる女性。
2人で野次馬に囲まれていると、いかにも海賊風を装った男が混ざってきた。
「おやおやおや、こんな所で目立っちゃうなんて流石だねぇ、楽しそうじゃない、混ぜておくれよ」
「おい、どこが楽しそうなんだ、エイジェフ、見てないでこの男ウザイキショいなんとかして」
「ほぉほぉほぉ、タニアちゃん?それが人に頼む態度かな?もっと別に…」
「じゃぁいい」
タニアと呼ばれた女性はそう会話をぶった切るなり、ひったくりの男にゲンコツを1発プレゼント
その瞬間、殴られた部分の男の頭の毛が盛大に散っていく
「秘技!!お前の頭皮は何色だぁぁ!!!」
うおぉぉあぁぁ
男は叫ぶなり、「お、お前!かの有名な…あの方のあの秀作を…ぱくって汚しやがったな!!??
許さねぇ…この世の○○ファンを的に回したなっっ後悔しろ!!このパクリ野郎!!!!」
そう捨て台詞を残し男は去って行った。
「何がパクリだ!私は師匠の真似しただけだ!!」
「お前の師匠パクリだったのな…」
「エイジェフ!何か言ったか!?」
エイジェフは、何も知らないと言ったふうに手を上げてヒラヒラしている、馬鹿にしてやがる。
腹の立つやつだ。
こんな奴でも、結構実践積んでてやり手であるのだからさらにもっと腹立たしい。
黙ってりゃいいのに、本当コイツは馬鹿だな、と思うタニアだった
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さてさて、この物語は、この2人の織り成す物語
1人は、最近20歳になろうとしている女性、名を'タニア'その外観に似合わず、身の丈以上の獲物を扱いを得意とする。仕立てて黙らせていればそれなりに目を引く可憐な女性。
そしてもう1人
名を'エイジェフ'力も人1倍持つというのに汗をかくことを嫌い主に催眠幻術、簡単な投げ技を得意とする。口と見た目は男前、一目惚れした女には絶対ぼろをださない(なぜ通用するかは謎である)※しかし、親しい人にはまったく通用しない,しかし、それが特別なことだということが(エイジェフにとって)大抵気付かれない、可哀想な男である。
次回、旅にでます
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。