第八話 KANADE LIFE
「走るのが苦手でも 成績がヤバすぎでも♪
あせらず のんびり のんきが一番さ♪
誰だって 簡単に ブン殴れたらいいけど♪
漫画の ようには いかないのが人生さ♪
十年後も二十年後も ずっと脅され続けるかな♪
大切な 青春なのに 腐っていくよ どうしよう♪」
「何それ。どこのダメダメ中学生のつもり?」
「私の今の心境をうたっているんだよ」
「いい歌を変に脚色しないでくれる」
「・・・じゃあむっきゅんのキャラソンにでもする?」
「ファンに殺されるよ」
※ただいまのもので不快に思った方々、すいません。
それと、巷ではシーチキンと噂の缶詰様、巷では変態と噂の南国果実様、誠にもうしわけございません。
はい、ただいま放課後の生徒会室です。
このサイアクなドグサレ生徒会長とともに、仕事してます。
・・・今哀れんでくれた人、ありがとう。
それにしても・・・・・・・・・ヒマ。
「何言ってんの。書類あるでしょ」
「・・・・人の心読まんといてって昨日言いましたよね、私。」
「さっさと書類終わらせてね」
「(無視かよ)・・・書類自体ヒマです」
私がそう言ったとき、そのドグサレ生徒会長は何て言ったと思う?
「死ね」
だよ。
一瞬、
「テメェが死ねやゴゥルァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
って言いそうになったけどね。
いいですか?皆さん。私はあのドグサレ生徒会長と違って、心の中ではボロクソ言うけど、
面と向かっては言わない優しい人間なんですよ。
・・・今「言えないだけじゃねーの」とか言った奴、咬み(強制終了)
何だかんだで、私は仕事に戻りましたよ。
っていうか、何で私は敬語になっているんだろう。まぁいいや。
・・・そういえば、ドグサレ会長って馬鹿じゃね?
どこがって?だってさ、さっき私は
「走るのが苦手でも 成績がヤバすぎでも♪」
って言ったのに、あいつ・・・綾崎先輩のクソヤロウは私に、高さで言うと30センチくらいの書類をやらせやがるんだもん。
そいつを馬鹿だと言った私を、いったい誰が責められよう。
私が心の中でブツブツ呟いていると、生徒会室の扉が勢いよく開いた。
私は顔だけをそちらに向けた。綾崎先輩も同じような感じである。
「・・・・クソカツ?」
そこに立っていたのは、皆さんお忘れかと思うがオサナナジミのクソカツだった。
そしてクソカツは第一声に、
「何だよクソカツって!昨日までクソ串だっただろうが!」
と言った。
私はクソカツを無視し、我らが生徒会長様を見た。
ワオ!見事にいつもより不機嫌な顔になってるよ!
えーと、謝らないと咬み殺されそうなので謝ります。
巷ではツンデレと噂の風紀委員長様、ごめんね☆
謝罪も終わったところで、もう一度いいます。
生徒会長様の顔が、いつもより不機嫌になってます!!
えーと・・・クソカツというウルサイ奴が来たからキレてるのかな。・・・・・・
だったら、早く追い出さないと!!!!!!!!!!!!!
「おいクソカツ、用事は何だ!?」
「お前今日、日直だろ」
「あぁぁぁぁぁぁ忘れてたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
チクショウクソカツ!!!
人の嫌なことを思い出させるという露骨に嫌なイヤガラセをしてきやがる!!!
覚えてろ(最強かつ最低なキメ台詞)!!!
「生徒会長様ァァァァァァァァ!!!!!」
「(うわ、追い詰められた顔でこっち来た)・・・何」
「マッハで終わらせてきますんで!!!!ちょっとおひまをもらいます!!!!!!!!」
「は?・・・・あ、ちょっ・・・」
死ぬ気騨は撃たれてないが、私は死ぬ気で走った。
あ・・・ちょ、これ、電車とか追い抜いてるんじゃね?
・・・・・・・・あ、曲がり角。
・・・・・・電車とか追い抜いてるだけあって、とまれな・・・・・
ギャア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今日の日記 五月十六日。
死ぬ気的な状況だったために、骨折にはいたらなかったよ。
そのあと、生徒会長にひっぱたかれたけど。
言ってもいい?
DVじゃね?
いや、DVD?とかいうボケはいらないから。
・・・・DVは置いといて、問題はクソカツと生徒会長だよ。
クソカツは、今回が2回めの登場。
変わって、綾崎先輩は今回が初めてでもなく・・・めちゃくちゃ出てるよね。
なのに今回はさ、
生徒会長のほうがクソカツより影薄い気がする!!!!!
・・・・ドンマイ、生徒会長。
明日があるさ(見下し中)☆