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第六話 準備満タンだね、会長(泣)

 今日も晴れている。

 

 

 そんな現実逃避をしたくなるような効果音が聞こえてくる。

 今日も彼女は、何だか不機嫌。

 目を背けたくなるようなブッサイクな顔をして、ブーブーとかいうBGMをならしている。

 「ねぇ。全然書類進んでないんだけど」

 「・・・・・」

 「聞いてる?」

 「・・・・・」

 あ、コレ。完璧に無視だね。

 悲しいね、僕。

 

 

 お前みたいな奴がいるから、戦争は終わらないんだーーーーーー!!!!!(壊)

 

 

 「ちょっと、かなで?」

 「・・・・・・・・・・・・・・何スか」

 

 

 ちょ、ものすっごい無愛想!!

 

 

 「書類、全然進んでないよ」

 「はっ。そんなに早く進めたいなら私よりもっと有能な人を選べばいいでしょ?」

 

 ねぇ、僕って先輩だよね。オマケに、俺様系だよね。

 それなのに・・・

 

 

 それなのに何この扱い!!(壊)

 

 

 はっ!!

 やばい、やばいよ僕。

 ステップを踏みながら壊れ始めちゃってるよ(巷では変態と噂のナッポー、ごめん)。

 

 「って言うか君、いつからそんな子になったの」

 「・・・・・・・・・あぁ?どーでもいいだろ、んなこと」

 

 

 ヤンキーだァァァァ☆(壊)

 

 

 「君の親もそんな子に育てた覚えはないってさ」

 「アァ!?何で今の話題にウチのジジィとババァが出てくんだよ!」

 

 ちょ、君。

 今、お母さんとお父さんのこと、ジジィとババァて・・・・。

 

 

 全国のお父様お母様方に謝んなさいッ!!!!(壊)

 

 

 あ、僕、マジでやばいね。

 ステップを踏みながら壊れ始めるどころじゃないね(巷では・・・以下略)。

 僕、今までバリ様キャラでやってきたのにね。

 せめて読者の皆様はうまく撒きたかったね。

 ・・・ダメだね、僕。

 せめてバリ様キャラに戻らないと。

 

 「いいの?君。そんな口きいて」

 「わーぃ、書類ダイスキ!」

 

 ・・・ほ。よかった。

 僕はバリ様キャラとしての威厳を取り戻せたみたいだね。

 ・・・今「全然取り戻せてない」とか言った奴、咬み殺(強制終了)。

 

 「ピンポンパンポン♪ 一年B組の綾崎雛くん、職員室に来てください。繰り返します・・・」

 

 ん・・・誰だろうね。それより、僕が呼び出されるなんて、何年ぶりだろうね。

 

 「・・・もしかして先輩、何かやったんですk」

 「何勘違いしてるの」

 「すんません」

 「とりあえず僕は職員室に行ってくるからね」

 「あ、はい。行ってらっしゃいませ」

 僕は口角を上げると、生徒会室から出て行った。

 

 

 

 あー、皆さん。久しぶりのかなで視点です。

 なんにしても・・・ひどいですよね、あの腹黒サディスト生徒会長。

 本ッ当・・・・

 

 

 死ね!!・・・・って感じですよね。

 

 

 

 ※今の台詞(?)で「おや?」とか感じちゃった人は、自分の幻覚として流してください。

 

 

 

 そういえば、あの生徒会長・・・弱点ノートはいつも机の引き出しに入れてたよな。

 ・・・・・・。

 

 

 ピコーン!!(何かに気づいた音)

 

 

 いいこと思いついた〜♪

 かなでさん天才だもんね〜♪(巷ではアホと噂の牛、ごめん)

 クフフフフフフフフフフ(巷では変態と噂の南国果実、ごめん)・・・何を思いついたって?それについては、下記をお読みください!

 

 1.会長は呼び出しで留守!

 2.私が弱点ノート(ネガ)を破壊するのに最適

 3.会長は校長にライターのことをチクろうとするが、証拠がなく、あえなく諦め!

 

 こういうことですね。

 もう私天才でしょ。

 死ぬ気になんなくても天才でしょ(巷ではシーチキンと噂の缶詰、ごめん)。

 ・・・・なんか最近、著作権に気を使う話題が多いな。

 まぁぶっちゃけ、「つっこまぬが仏!」ってことで。

 私は椅子から立ち上がり、会長専用の机へにじり寄った。

 引き出しを開け、弱点ノートを探す。

 ・・・・あ、あった!

 私は弱点ノートを引っ張り出し、その場でびりびりと引き裂いた。

 あ・・・ゴミの処理しなきゃ。

 私が片付けていると、生徒会室の扉が開いた。

 

 

 ま・さ・か!

 

 

 そこにいたのは、もちろん生徒会長様でした☆

 

 「・・・それ、僕の弱点ノート」

 

 

 KO・RO・SA・RE・RU☆

 

 こうなったら・・・

 

 

 「すすすすすすすすすすすっすすすすんません!いやぁちょっと体重300キロくらいあるホワイトタイガーが入ってきちゃって!駆除しようとしたらそのその、弱点ノートが生け贄にされてしまったというか何というか!」

 

 

 

 必殺、謝るの術☆☆

 

 

 「・・・ごまかさなくてもわかってるよ」

 

 

 効かなかった!!必殺技スルーされた!!

 イヤーーーーー!!!!死ぬぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!

 

 

 

 「・・・大丈夫だよ、こういうこともあろうかとあと5400冊くらいノートを用意してるから」

 「何ィィィィィィいぃぃぃぃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいぃぃぃ!!!????」

 「だから、君にはまだ働いてほしいし。簡単には殺さないよ」

 

 

 

 死ななかったからいいとはいえ、やっぱり・・・・

 

 

 

 腹黒サディスト生徒会長、死ね☆☆

 

 

 

 

 

 今日の日記 五月十四日

 

 あーーーーーーー

 もうなんか色々最悪☆

 だからとりあえず・・・・・・

 

 

 

 生徒会長とか、マジで死ね☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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