第三話 若いうちはやりたいこと何でも出来るって本当
「えぇっ!?あの綾崎雛先輩に勧誘されたって!?」
と、私の友達の真優。
「うん。何かね、色々大変なんだよね。その人、人使い荒くてさぁ」
「よく無事で居られるね!?」
「何で?」
「ウッソ、あんた知らないの!?その綾崎雛先輩って、喧嘩めちゃくちゃ強くて怖い人なんだよ!?」
私は、綾崎先輩が弱点ノートをちらつかせている姿を思い出した。
「怖いって言えば怖いね」
「でもさ・・・あの人モテるんだよねぇ・・・性格以外は全部いいから」
「まぁね。あれで黒いところがあるから余計モテるんじゃないかな」
「しかもさ・・・その綾崎先輩と喧嘩なんかしたら、たんこぶの一つや二つじゃ済まないらしいよ!?骨の三、四本はいっちゃうんだって!」
「ぇ、まじ?」
私はフォークからウィンナーを落としつつ聞いた。
「マジだよ、マジ!だから、副会長は丁重に断りな!」
「・・・・うん、分かった」
いや、ヤバいっすね。
私、そんな怖い人と関わりを持ってたんスね。
いや・・・ヤバイどころじゃないよね。
殺される!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いや、やだよ。
私まだ十五年しか生きてないし。
神様!私はもう↑に逝かなきゃだめなんスか!?
この年で天に召されるのはちょっと・・・・。
だってほら・・・誰かも言ってたじゃん。
「若いうちは〜やりたいこと〜なんでもで〜きるの〜さ〜♪」って!
私まだ、やりたいことやってないんですけど!
死にたくない!!いや、むしろ死んでも死にきれねぇ!
家庭教師ヒットマンREBO●Nの漫画全巻読むまで死にきれねぇ!!
「死んでたまるか!むしろ、打倒☆生徒会長!」
私が天井に向かって人差し指を突き出すと、真優は拍手をした。
そこに、ザワとかいうざわめきが起こった。
ふと入り口を見ると、
せ・・・・・
「生徒会長様ぁぁぁぁぁ!!??」
「君はいつも面白いことを言ってくれるね」
「すみませっ・・・・!」
「辞世の句は詠めた?じゃ、逝こうか」
行くの漢字が違いますよ!
それを言う前に、私は生徒会長様にひきずられて生徒会室に着いた。
「すすす、すみませすみませ・・・」
「打倒生徒会長?いい度胸だね、君」
「すみませっ・・・・」
「いいから。」
「・・・・へ?」
思いもよらない言葉を聞いた。
「いいから、さっさとその書類片付けてくれる?」
「ぇ?ぇ?私、天に召される必要はなくなったの?」
「当たり前でしょ。君と喧嘩したって手ごたえ無いからね」
よ・・・・・
「よっしゃあああああああああああああ!!!!!!」
「うるさいな」
「ありがとう!生徒会長様ありがとう!君は思った以上にやさしい人だ!」
「君が思っていた僕ってどれくらい冷徹なわけ」
「過去のことはきにしなーい、きにしなーい!終わりよければすべてよし!」
「まだ始まったばかりだよ」
「一部始終よければすべてよし!」
「ぐだぐだ言ってないでさっさと書類片付けてくれる?」
「はい!喜んで!」
今日の日記 五月十一日。
なんか、生徒会長様は優しかったり怖かったり。
しかし!本当だね誰かさん!
「若いうちは〜やりたいこと〜なんでもで〜きるの〜さ〜♪」って!
本当だったんだね!
今まで信じなくてごめんね!




