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プロローグ

暗闇で煙草に火をつける…。絶望のなかにほんの一雫の幸せを見つけたような…そんな気持ちになる…。そしてその希望の光は煙とともに消えていく。自分自身の手で…。吸えば吸うほど…掴もうとすればするほどに…。

俺はその幸せを掴めるのか?…掴んで…いいのか?それは本当に…幸せと呼べるのだろうか…。掴めるかもわからないそれに躊躇しそれを想像する…。そうやって自分を慰め…逃げ続けてきた。だけど…もう逃げたくない。逃げてはいけない。俺が…俺に正直になるために。もう…俺に嘘をつきたくないんだ。たとえ幸せを掴めなくても。

俺の元に降り立った悪魔のような美しい女。俺から幸せを奪い、俺に幸せな気持ちをくれた女…。俺が…人間だと思い出させてくれた女…。

もし彼女が俺を選んでくれるなら堕ちるとこまで堕ちてしまってもいい。そう思えた。たとえその先にあるのが…幸せというものでなくても…。俺が俺になれるのなら…。

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