幸福という名の堕りる階段
樹(いつき)が出会った悪魔のような美しい女、詩帆(しほ)。表を生きてきた樹にとって裏の世界を生きる詩帆はまぶしく尊敬すら思えた。彼女によって樹のとまっていた時間と心が動きだす。堕ちていく自分を感じながら樹は自分が人間だという事を実感していく。
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