第1章終了時点での状況
コルギドール……人口20人
コウイチが閉じ込められている屋敷を中心に置いた街で、宿屋や酒場などがある。場所が魔物が出没する辺境にあるせいか民家が1つもなく、住民は店と家を兼ねて日々を過ごしている。
コウイチ=タカハラ
館の主。薬や道具を作ったりしている一家の稼ぎ頭であり、他にも屋敷の住人達の料理も任されている。神から与えられた能力によって作る物は種類を問わず一級品なので、住人からは料理屋としても食べていけると評判である。そして、普段は誰よりも早く起き、誰よりも早く寝るという規則正しい生活を送っている。
ショコラ=シュガーレス
コウイチの名代。外出できないコウイチの代わりに外で行われる集会に参加する他、屋敷の管理を行っている。気性は荒いが面倒見の良いお姉さんなので人当たりが良く、コルギドールの住人からの信頼も厚い。
ハクア=キルスロイ
アロウと共に薬の売り子をしている。その現実離れした容姿は男性陣の心を捉え、ハクアと会うためにわざわざ薬を買いに来る冒険者も現れるほど。夜にはベルフェゴールとルクセンタールから魔法について教えてもらっている。
アロウ=キルスロイ
鋭い目つきと反抗的な様子から、腐女子や鬼女から絶大な人気を誇る。ハクアの方は個人が何度も買いに来るのに対してアロウはダース単位で買い込んでくれるので、来客頻度は少なくても利益はアロウの方があげている。ショコラやギアウッドから武術について学んでいる。
ベルフェゴール=サキュトレス
店長。ハクアやアロウに寄って来る粘着質なファンやクレーマー担当。豪商や貴族など下手な対応が出来ない客に対してその話術と幻術を使って穏便に返って貰う。そして2人の体調管理も兼ねており、2人が疲れてきたと判断すれば独断で店を一時閉めて休憩させる。
ギアウッド=ウエスタン
買い出し+工事責任者。屋敷の住人が増えたので、彼らを賄うための食料の買い出しとコルギドール近辺の木を切ったり道を作ったりするなど区画整理を行っている。ちなみに雨の日は一日中ルクセンタールの傍にいる。
ルクセンタール=ガラヤキア
皆の補佐。身重なので激しい動きはできないが、店の売り子を手伝ったり、ショコラと共に掃除をするなど住人の中忙しいと思われる人の補佐をする。そのため皆の負担が半分以下にまで減った。ハクアがルクセンタールに懐いている他、ベルフェゴールと話を合わすことが出来るためよく図書室にいることが多い。