第2章終了時点の状況
エクアリオン共和国……人口約520万
リーメンダーク国を打倒して新たに出来た国。共和制を敷いており、人間を含めた各亜人達の代表が集まって国の政策を決めるが、現在は戦時中ということもあり、三役が全てを決めている。
議長 コウイチ=エクアリオン=タカハラ
副議長 ショコラ=シュガーレス
首相 マルス=リーメンダーク=パラスギア
この三役は軍政の両方において独自の判断で執行権を持っているが、力関係は議長>副議長>宰相なので、宰相が軍を動かそうとしても議長または副議長の反対があれば止められてしまう。人間を打倒して作った国であるがゆえに亜人の比率が大陸随一で、名実ともに亜人達の総本山である。
コウイチ=エクアリオン=タカハラ
エクアリオン共和国の最高権力者。亜人達を束ねる立場にあるため国の内外から亜人王と称されている。エクアリオン共和国においてはあらゆる無理を通す力を持っているのだが、コウイチは屋敷から出られないのでその権限は相当小さい。
ショコラ=シュガーレス
コウイチに次ぐ権力の持ち主。革命の際において最も活躍したため、エクアリオン共和国内では軍民問わず絶大な人気を誇っている。その気になればコウイチに代わって国を動かすことも出来るが、本人は政治に興味が無いのでマルスに任せ、屋敷で革命前と変わりなく過ごしている。
マルス=リーメンダーク=パラスギア
以上の様に上2人が全然政治に関わろうとしないため実質上国の最高責任者。王として施政に関わってきた経験から何事もそつなくこなしているのだが、他国からの圧力や亜人達がどんどん流れてくる状況なので、あまりの忙しさに悲鳴を上げ、ベルフェゴールに待遇改善を要求しているがもちろん受け入れられていない。
ハクア=キルスロイ
ルクセンタールの教授による回復魔法によって戦場で傷ついた兵士の手当を行っていた。その可憐な容姿とひたむきな治療の様子からハクアに治された兵士の多くがファンとなり、ショコラと人気を双肩している。
アロウ=キルスロイ
ハクアに付く悪い虫を追い払ったり、執拗なファンによる接触からハクアを守る護衛として活躍している。ショコラとギアウッドの指導そして日々ストーカーを撃退している経験もあって、一人前の護衛としても通用するレベルである。
ベルフェゴール=サキュトレス
実質上エクアリオン共和国の裏の支配者。本人は何の肩書も持っていないものの、コウイチやマルスを始めとした国の中枢とアポなしで接触でき、さらにベルフェゴールが頷かなければどんな政策を通ることはない。亜人の解放を掲げているのだが、その大義はどこから来ているのか今のところ誰も知らない。
ギアウッド=ウエスタン
ベルフェゴールと同じく何の肩書も持っていない。普段は屋敷で庭仕事を行い、要請があれば出向いて仕事を行うということを繰り返している。
ルクセンタール=ガラヤキア
革命後辺りから母体絶対安静だとコウイチからストップがかかったので、屋敷の管理を止めて安静にしている。なお、神人の妊娠期間は人より長く、受精から出産まで3倍の27カ月かかる。
ソルト=イーアパンデンス
ショコラの代わりとして狼族の代表。そしてエクアリオン共和国最強の部隊のリーダーとして他国で戦っている亜人達の支援または救出を行っている。
デザイア=クランク=ドメア
マルスの忠実な僕として不安定なエクアリオン共和国の治安の維持を任されている。その働きは獅子奮迅ともいえ、あのベルフェゴールでさえ感心するほどの手腕だったという。
神聖ガルザーク帝国……人口1300万人
周辺の2国を併吞したので人口が3倍近くにまで膨れ上がった。元から人尊亜卑の激しい国だったが、ダグラスが皇帝に就任以降はそれが酷くなり、亜人の自治地域を攻め大量虐殺も何度も行うなど、現在では亜人は生きる権利すら認められていない。
皇帝 ダグラス=ガルザーク=バルドス
宰相 ???
元帥 ???