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リープ ~私達の二周目~  作者: 蛇頭蛇尾
1章

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21/88

幕間6   『南方パルディア諸邦』 『儀式魔法』 



 『南方パルディア諸邦』  アメリア  リファーナ



「リファーナの国も、南方の国家の一つなんだよね。南方って国とか地域とか覚えるだけで大変そうだなぁ」

「革命を経て大小様々な王国や都市国家に分かれていますが、五つの勢力、派閥を覚えてもらえれば十分です。【再生教正統派】、【信仰改革派】、【革命民兵】、【移動民同盟】、【灰の教団】。どの国もこれら五つに属していますので」

「うーん、うーむ、ふむ、とりあえず五個あるって分かってればよさそうだね。リファーナとジャミールはそれぞれどこの派閥なの?」

「私や私の母国であるサラディア王国は【再生教正統派】です。エフ=バフマーンの方は【信仰改革派】。教義の解釈などを巡り今でも睨み合う間柄ではあります」


「仲良くはしないの?」

「そう、簡単には。私は王族の立場でもありますから、彼と親しくしていれば、母国にあらぬ疑いがかけられます。サラディア王国は【再生教正統派】の中でも中枢に近い位置にありますから」

「あー、そっか。派閥内でも色んなところが集合してるんだもんね。難しいなぁ」


「どの勢力も、一枚岩と呼べるところはないでしょう。結束といった点では【革命民兵】と【灰の教団】が固いかと思われますが」

「いっそのこと、統合しちゃえば?」

「統一運動は幾度か起こっておりますが、全て成功していません。道半ばで躓き、瓦解するばかりでして」

「それじゃあ、わたしがやっちゃおうかな!」

「内政干渉になりそうですね」






 『儀式魔法』 アメリア  リファーナ



「儀式魔法ってどういうの? 魔法陣を軸に発動するんだっけ」

「陣と詠唱、そして所作ですね。ひとつ、試してみましょうか。足元失礼しますね」


「おお、ささっと魔法陣書いた。わたしは中央に立っているだけでいいの?」

「ええ、そのままで……『焔の欠片、我が内奥にて芽吹く。閉暗に泣こうとも、その光は供に』」

「お、おー、おお? 段々身体があったまってきた!」

「初歩的ですが、歴史があります。寒冷下でも働く農民が生み出したものでして、簡単に言い表せば【体温を上げる儀式魔法】になります」


「なんていうか、日向ぼっこしてるみたい」

「陣と所作を簡略化しましたから、持続はしません。本来であれば厚く長い効果になります」

「これなら寝間着のまま雪合戦できそう!」

「喜んでいたただけたなら、何よりです」

「リファーナにもしてあげるね」

「あ、え、待ってください。きちんとした手順を踏まないと」

「あれ、何かひか……ごめん! 暴発するかも!」

「ええええ、あ、






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