外キル
午前中に家電や寝具等の設置が終わり。
ダンジョンへ行く事にした。
マンモス交番で申請してると。
「今、大国の外キルが5名、ポーター3名潜っている」
「うちの者が、3名監視してるから。注意だけするように」
「えー、情報駄々漏れじゃないですかー」
「仕方ないさ、情報機関の予算でも、5兆円越えが当り前だから」
「うちの国とは、桁が違うだよ」
「それに情報元は、研究者かダンジョン協会だと俺は睨んでいる」
「予想できたなら、何とかなったんじゃないですか」
「それは、無理だな」
「うちの政治家にもスパイは、いるんだ」
「ほらハゲオヤジのC国と親しい・・・名前は言わないが」
「そんなこと言って良いんですか」
「愚痴も言いたくなるさ」
「この国には、スパイ法がない国だ。何故だかわかるか」
「スパイ行為の危険性が見えてないんだ」
「ダンジョン法も目の前に、危険があったから成立出来たんだよ」
「やれ自由だ、人権無視だ、しかし世界はそんなに甘くないって事」
「君も注意するように、監視対象なっているかも」
「はい、わかりました」
ダンジョンに行く途中で外キルらしき人と出会ってしまった。
「やー、君が風間君だね」
「私は、ジニー・イシイだ。あれがカイルとミランダ」
「こっちがジェスにワイトとカオル」
「君の噂は、しっかり聞いているよ。今後よろしくね」
なんだよー、しっかりマークされてるよー。
「はい、よろしく」
いそいそとその場を離れることにした。何故かカオルがこちらを
睨みつけていた。
後に続くポーターもしっかり大盾を持っている、そんな後姿を複雑な
思いで見続けてしまった。
ダンジョンに潜るか。
枝分かれしている通路を確認しながらも、スライム討伐もしっかり
討伐して行く。3時間後、左通路はまだ未踏破。
注意しながら進む、しばらくすると
左下に40cm程の穴があいてる。腹這いになって進むめば行けない
こともないが危険だと感じる。メモに記入しておく。
さらに進むとフロアを見つけた、しかし入る事はできない。
天井が見えないから、ボタボタと無数のスライム落下を想像
してしまう。何か対策が必要だ。そろそろ戻ることにする。
安全フロアで改善スキルの検証をすることにする。
壁に対して座りナイフ取出し、ナイフに防御魔法をかける。
ナイフ先が伸びるイメージしながら改善スキルも意識し念じる。
ナイフ先を壁に当て再度念じる。30分程念じているとナイフが
押返される感覚が伝わる。それは急に来た「バァカン」と体が後ろ
へ飛ばされる、何が起きたかと倒れた姿勢で考える。
立上がり壁を調べる、5cm程の穴が開いていた人差指が
スッポリと入る。ナイフ先にエネルギー発生したのか。
壁から1m離れてもう一度同じ事をする。ナイフ先が伸びるイメージ
をするとナイフ先が光、飛出す光景が見えた。
「バン」っと音がして穴が開いていた。穴を調べると同じだ、
距離を変え再度打出す。フロアの最長が25mそれでも同じ穴ダメージ
これは、使える攻撃魔法だ。
ナイフの刃長を伸ばせないかと思ってやった事が良い結果になった。
最初に開けた穴が塞がっている、ダンジョンには修復機能が有ると聞いていたが本当のよだ。
知らないうちに時間が経過し過ぎた・・・帰るか
今日の成果。
魔石64個 売却
防御魔法 連続使用8時間
キルの分類名称
キル・・・・・スキル・魔法を取得した免許保持者(日本人)
未キル・・・・ミキル:スキル・魔法を取得出来なかった免許保持者
日本人のみ許された免許制度
外キル・・・・ガイキル:同盟国籍のスキル・魔法を取得した
免許保持者
餓鬼ル・・・・ガキル:K国C国が有名で要注意国籍のスキル・魔法
を取得した免許保持者