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この階の洞窟は酷い、落とし穴に掛かってしまった。

落下で落としたナイフを拾うのに苦労している。

杭と杭の間に刺さり、片手を突っ込み手探りでようやく取れた。

絶対防御魔法が無ければ串刺しだったろう穴を抜け出す。

絨毯のおかげだ、そのまま進むと横から火炎放射のように火が襲う。

急ぎさがって絨毯を吸取る、絨毯が燃えて無くなるのは困る。

【魔盾】で防御しながら進む、やっぱりジーンズの膝下が燃えた。

諦めて先を進むが、無色無臭のガスが出ているようだ。

何故なら衣服が腐食して防具以外身に着けていない。

以前にも有った記憶がよみがえってくる、人が居たら変態だ。

そんな格好で進む、虫の大群に襲われたり見えない敵との戦い。

それを掻い潜り到達した10階のボス部屋前。

5階に無かったボス部屋が10階には有った。

ボスモンスターが居るか居ないかは分からない。


部屋の門を押すも引くも開かない、取っ手下に鍵穴が有るから。

ドロップ品は魔石だけだ、あとは地図しか手掛かりがない。

ここに石柱を立てた、日本のダンジョンルールなら24時間。

急ぎ地上に立てた石柱に影渡りで戻る。



絨毯で目的地へ地図を見比べて進む。


どうやら此処らしいが、鳴く岩がないぞ。


風切り音が微かに聞こえる、音をたよりに進む。


絶壁の中腹に来た、目の前に洞窟がある。

遠くから見ればこれも大きな岩なのかもしれない。

洞窟に向かって問い掛ける。

「俺は来たぞ」「返事はないのかー」

「お前はなんなんだー」「なんとか言えー」


諦めて中に入る、中は暗かったので魔光具で照らす。

進む事5m先に石碑が建っていた、碑文は古代文字で書かれていた。

魔法陣に無かった文字だった。

「我は我として割れる」と呟いた瞬間、石碑が割れ鍵が出てきた。

急ぎ影渡りで門に渡る。



門の鍵を差込み回すと、門が勝手に開きだした。

俺は後ずさり、開くさまをみていた。


鏡が置かれていた取って見ると、何も映らない。

何故顔が映らないと思うと顔が映った。

裏に返して見ると古代文字で「思うものが映される」

その一文だけだった、カワキタギルドを思うと。


魔具作りに励んでいるメンバーが映された。

思う方向に画面も移動する不思議な鏡だった。

鏡以外ないかと探すと指輪が有った、しかし何も書かれていない。

右人差し指にはめると画面の音が聞こえる。

これで会話が出来るかもしれないが、今は止めておく。

帰ろうと振向くと門の裏に文字が書かれていた。

「緊急時以外使うな 持出し厳禁」

そんなニュアンスで書かれていた。


ここには容易に来れないといけないはず、門前を調べると。

床に魔法陣が有った、土が隠して分からなかったのだ。

魔具でここに容易に来れて、又容易に何処かへ行けるのだろう。

鍵を回して抜くと門は勝手に閉まっていく。


もうここの用事は終わった、地上に戻る。


ここのダンジョン攻略は終わった、如何するか考える。



サライ王国に行こう、砦はパスだ。



飛び続けること1時間、村が見えてきたので情報収集で寄る。


村人2人が村を囲う柵を修繕していたので近づき聞いてみる。

「すいません、ここから一番近い町は何処ですか」


「あんた冒険者か、アゼンの町が近いな」


そんな話をしていたら。


「大変だ!ボルボアが畑にでたぞー」


一人の男が叫びながら走ってくる。


家々から村人が出てくる、女は怯え男は農具を持出していた。

叫んだ男が「ボルボアが2匹でたぞ」


15人の男達が走って向かう、俺も付いて行く。


男達はボルボアを遠くから見ているだけだった。

ボルボアは猪をでかくした、牛位の大きさで作物を食べていた。

「退治しないのか」


「退治なんか出来るかよ」「そうだそうだ」


「俺が退治するよ」と言って走り出す。


俺に気付いた1匹が俺に向かって突進してくるが。

俺は飛跳ね額にナイフを突き立て、一回転して着地した。

ボルボアは転倒した勢いでバウンドしてボキボキと音がした。


もう1匹が猛然と突進してくるもかわしてすれ違いに首を切る。

そのまま5m進み倒れた、村人達は走ってきて。

「ありがとう」「あんた強いね、大したもんだよ」

「凄いよ、一突きだよ」

そんな風に言われると悪くはなかった。



次の町に行きたかったが村人達に引き止められ夜の宴会に。

村でも久し振りの肉なので大盛り上がりだ、折角食べるので。

塩とコショウを提供した、村人は旨い旨いと食べている。

子供達は焚き木の周りを走り回っている。


俺は村長宅で泊めてもらった。


朝早くから旅たとうとしている俺に、何もお礼できないと恐縮した。

村長から手の平サイズの小道具を渡された。

何でも開拓時に地面から出土した物らしい、折角なので貰う。



村人達に見送られながら旅立った・・・




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