【撮るぞ】
図書館で図書館司書と交渉している。
観覧だけなら金貨2枚、【撮るぞ】使用だと金貨6枚。
それも1日分の料金だ、少しまけてと交渉も駄目だった。
なので1日かけて重要な本を選別していく。
夕日が照らす時刻に選別が終わった。
朝早くから図書館前で待っている。
開場すると金貨6枚払う、雇い入れた男が本を持ってきた。
急ぎ【撮るぞ】で撮っていく、撮り終わると次の本と交換又撮る。
そんな早い作業成果で14時には終わった、男には銀貨8枚を渡す。
何故か俺は変な拘りでケチな一面がある。
時間があるのでブラブラ見ていると、棚に古代文字で注意の字が。
図書館司書からは死角だ、棚を調べると分からないように呪文が。
唱えると隠し扉が開く、本があった古くない錬金術の本が。
これを持ち出そうかと考えたが、やめた。
錬金術の組織が明らかになった、無くなると探索され。
俺の名も明記されているし、司書が記憶している。
怖いトラブルしか思い浮かばない、【撮るぞ】で撮っておく。
本を戻すと扉は静かに閉まっていく。
脈々と続く錬金術の組織、全体像が見えないから怖さを増す。
頭を振りながら嫌な思いを消し去る。
第2都市エイの外で正門から死角になる位置に石柱を設置した。
この石柱が影渡り用のポイントになる、石柱の影に潜る。
アルカ城壁都市に戻って来た、商業ギルドによる。
次回の商品数を聞くためだ、はちみつ飴が沢山ほしいらしい。
それなら次回はチョコレートを持ってきましょうかと言うと。
凄い勢いで質問をしてきた。
「それは甘いですか、どんな形ですか、色は、香りはどうですか」
「少し苦いですがとっても甘く美味しくすぐ溶けてしまいます」
「色は茶色、白も有り黒もあります、香りは少しします」
「形は長方形の板に似てます」
「それも大量にお願いします」
しばしの別れを告げ、スラムに向かう。
服の作業場が出来上がっていた。
覗くと女性達は話し合っていた、客の要望の新しい服について。
ノックして入ると皆が俺の処にきて、この服の型紙が欲しい、
小柄の生地が沢山欲しいと、そんな要望聞き書き留める。
そして商売で出かける事を言うと、少し悲しげな顔をされた。
皆が一斉に礼をして「ありがとうございます」と言って来た。
「向こうでも忙しいから何時来れるか言えないが、必ず戻ってくるから元気で」
そんな事を言って別れた。
パン工房でも同じような事を言ったら、サリーとアラサに泣かれた。
母親が宥めている、必要な物は強力粉と塩とはちみつ飴。
そして耐火レンガを大量に欲しいと。
パン用窯を2つ増やしたい、それと鍛冶場用にも使用したいと。
なんでも鍛冶見習いの経験者がいて鍛冶を遣ってみたいそうだ。
俺は承諾した、パン用窯を2つ増やす理由はパンのスラム消費。
それが右肩上がりで都市に販売する余裕がないそうだ。
そして窯作りは自分達で遣ってみたいと、その判断はいい事だ。
自立心が芽生え始めたようだ。
カイルは討伐で居なかったので伝言を頼んだ。
そしてアルカ城壁都市から北川へ戻った。
まず【撮るぞ】の画像を注文したカメラで取り込んでいく。
【撮るぞ】の弱点は撮った数だけ維持するのに魔力を消費する。
そして使えなくなる、普及しない原因だ。
しかし本来の目的はそれでは無い、原版魔法陣を撮り。
魔具に魔法陣を書き映す、それが本来の目的。
魔具師が必要として作られた魔具師専用の魔具だった。
改良され【撮るぞ】になっただけなのだ。
これから【撮るぞ】を使って例の魔具4点を作る予定だ。
そして新たに分かった事がある。
事務員に【撮るぞ】を使わすと使えた。
つまり地上で魔具での魔法が使える事を意味している。
新たな局面だ、魔法陣の本に癒し魔法が使える魔法陣がある。
各国が欲しがる物なのだ、作らない選択は無い事も分かっている。【】
【撮るぞ】の画像を全部取り込んだのでデーター消去する。
以前作っていたロッドと魔法陣の本を出す。
ロッドをナイフで削りる、魔法陣の癒しを【撮るぞ】で撮る。
削った箇所に【撮るぞ】で書き映す、上手くいった魔法を流す。
決められた呪文を唱える、癒しが発動した成功だ。
魔法陣の本を公にする必要に迫られた、少し思案する。
俺はダンジョン支部に遠征申請をだす、行き先は佐川ダンジョン。
ゴブリンのダンジョンだ行くまでに2・3日猶予がある。
持ち帰った画像から整理しないといけない。
魔法陣の本は公にする為、基本部分だけ文章化しておく。
・錬金術の本
・第2都市エイの図書館
・魔法陣の本
アルカ城壁都市の図書館は、要約したメモ書きだから。
再度行ってカメラで撮らないといけないかも・・・




