カワキタギルド
カワキタギルドでは、生産に向けて始動しだした。
新たな鍛冶場建設と受注生産がはじまった。
5名が鍛冶場建設を担当し、残りが生産を受け持つ。
俺がロングソードを1本作る工程を、2名が違う角度で撮影させた。
熱した鋼を叩き延ばす工程や整形するさまや焼き入れなど。
グリップ部の穴あけなど説明していく。
円砥を使っての研ぎ、バフでの磨き。
最後に銘を入れる。
俺場合カワキタ カザマ。
後はメンバーに任せてた、盾も10枚届いたのでそれも任せた。
本建屋も出来上がった。
レーザー切断機・マシニングセンタ・旋盤・ボール盤・フライス盤
などが搬入されてきた。
これを使った生産計画はない、工作機械見本市で購入を決めた。
ただ男のロマンを叶えた気分だった。
只の無駄使いなのは、充分理解していたが物欲がそうさせた。
事務所も出来上がっている、受注が溜まった事を反省して作った。
事務員2名とも女性だ、1名は経験者なのでなんとかなるだろう。
事務所の目立つ処に生産ギルド証書を飾っておく。
そして事務所内に強面の男性5名が警備服姿でいる。
なんでも規約書に生産建屋に24間体制の警備が必要だと。
今正門横に急いで建設しているので、それまで事務所待機で願う。
なんでも警察の天下り先の組織らしい。
建屋や塀に監視カメラが多く設置しているのに駄目だと。
出費が増えるのは、何だか嫌な気分だ。
メンバーの一人が入ってきた。
「マスター、タカヤギルドの弁護士が話しが有ると来てます」
「私は三崎です」名刺を差出した。
「風間です、名刺は切らしまして申し訳ありません」
俺も名刺作らないといけないな。
奥の応接室に案内する。
「話とは、どんな件でしょうか」
「特許料の話です」
「特許!何の事か分かりませんが」
「【ウォーターデル】の特許です」
「私は特許取得してませんが」
「それは充分理解してます」
「業界関係がそれを良しとしないので」
「特許料を支払った実績がほしんです、2割でどうですか」
「それでいいですよ」
「本当ですか・・・実は3割まで可能だったんです」
「あなたは正直ですね、2割でいいですよ」
「ありがとうございます、明日書類を持ってきますので」
コンコン
「失礼します」
事務員がお茶を持ってきた。
俺が進めると、熱いのにグィっと飲んでお礼して帰った。
俺が考えを変えると心配なのかも。
俺は事務員に名刺を頼み、隣の部屋にいく。
PCで生産ギルドを見る、タカヤギルドは【ウォーターデル】だけ。
ダリアは【雷ロッド】を販売している、高橋さんの知り合いか。
なになに新たな旅客機の誕生、【新月】。
そして新たな貨物機【朧】(おぼろ)。
垂直離着陸能力と長距離飛行移動が可能そして静音が抜群です。
夜の空港を安心・安全・静音であなたに新たな時間旅行。
そんな歌い文句が眼に入ってきた。
開発の発起人に内閣官房長官と書かれていた。
開発者に高橋夫婦の名も有った。
スマホが鳴る、あ!高橋さんだ。
「はい、風間です」
「中々君に連絡出来なくって、悪かったね」
「いえいえ、雷ロットでお世話になりました」
「早速だが、明日時間あるかな」
「なにか有るんですか」
「君も知ってると思うが新月と朧の御披露目が明日有るんだ」
「君も招待しないといけないだろう」
「はー」
「分かりました、何人か連れて行っても良いですか」
「いいよ、そしてね夜パーティあるから礼服だから」
「・・・学生服だと駄目ですか」
「駄目だよ、政府関係や財界の大物が来るんだから」
何だか行きたく無くなった。
「断っても良いですか」
「駄目に決まってる、野田さんを怒らせると怖いよ」
急ぎ洋服店で寸歩直ししないですむ礼服一式を頼む。
谷口さん北さん芹沢さんに連絡する。
最初は驚いていたが一緒に行ってくれるそうだ。
これで俺の防波堤が出来たと安堵する。
あ!そうだ三崎さんと約束してたな、連絡する。
急遽予定が入った理由言うと、参加したいと言って来た2名で。
俺が損する訳でないので了解した。
すると車での送り迎えもしてくれるそうだ。
高橋さんに6名参加しますと連絡した。
名前を尋ねられたので4名の名前を伝える。
1名は三崎さんの連れで、名前は聞いていない事と三崎さんの事を。
それを聞いて理解したのか切れた。
3名に送り迎えの連絡すると、谷口さんがそれは裏が有ると言った。
何故か心配になってきた・・・




