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滝川ダンジョン





滝川ダンジョンは人気ダンジョンだ。

ドロップ品の魔石が大きく高く売却できるからだ。

8階のモンスターからドロップする魔石が特に大きい。

5階も攻略済みで10階の地図も制覇されている。

ただ10階のボス部屋が見つかっていないのだ。

多くの者が探したが見つからなかった。


ダンジョン支部も多くの人がいる。

あれは、上級者だ見るのは初めてで、テレビにも出演している。

横にいる女性は記者なのかマイクを持って話しかけている。

カメラマンはパシャパシャと撮っている。

北川ダンジョンにもこんな支部が建つのかと。

パシャパシャと俺も撮ってしまった。

早く受付をしないと、案内図を見詰めてあそこかと納得する。



8階の襲い掛かるトラの腹に潜り下から波紋で切り上げる。

ドスンと落ち魔石を残し消えていく。

本当に大きい魔石だ、これを武器に付ければと想像してしまう。

ここは人気スポットだからモンスターに当たるより。

キルとよく出くわす、殆どがパーティ組みの中級者で。

俺がソロだと気付くと煙たそうにしている。

俺は最短ルートで階段へ急ぐ。





10階に来ている。

赤熊が向かってくるが砲弾を眉間に撃ち込み消えていく。

赤熊は接近戦が得意なモンスターで一振りに炎が混じる一撃。

その一撃は武器や防具を瞬時に溶かす一撃だった。

しかし俺にとっては相性がいいかも。

10階は人気が無いようだキルを見ることがない。

思い切り魔法が使える。



地図に記入漏れか見落としが無いか、もう一度調べなおす。

ここは行止まり、特に気になる点もない。

この壁があやし、丹念に叩いたりしたがなんの変化もない。

4時間後、地図を精確に書き直すと正方形の部屋があるような。

周りに通路になっている。

その通路へ行き、部屋がありそうな壁を叩きながら丹念に調べる。

手が空振り少し体勢を崩す、幻覚なのか良く出来た壁だ。

入るのが少し怖かったのでペットボトルを放り投げる。

壁に当たり跳ね返った、あれ何故もう一度試す。

駄目だった、そうか俺は魔法を帯びた状態だからなのか。


慎重に入って行く、ソイツは中央に鎮座していた。

日本の神話に出てくるヤマタノオロチの、8つの頭が睨み付ける。


俺は瞬間的に、左右の手から砲弾を連射していた。

頭を1・2・3・4と吹飛ばす、しかし吹飛ばすしりから再生してる。

かれこれ3時間を切る頃には、要領がわかった。

首の根元から切り離し、首から頭へ撃ち込み粉砕する。

すると再生に時間がかかるのだ、根気良くやり。

失敗を幾度もしながら、経験を積んでいく、そして。


最後の首から頭を粉砕すると、胴体も飛び散り数秒後消えた。

スキルを取得した


再生

体を再生する


頭が吹飛んだら、再生するのか何か恐ろしい感じがする。


中央に階段が出現していた、恐る恐る下りる。


海が広がっている、青く澄んだ海が。

波打つ音が殺気だった心を沈めて心地よい。



背後を見ると小高い頂上に遺跡のような物が見える。

何故か気になり見に行く。

道なき道を切り開いて進む、1時間弱でたどり着いた。

8本の石柱が円を描きそそり建っていた。


中央に2mの石柱があった、近づき調べると文章が。

「我は我なり汝は汝なるか」と読むと。

ズズズズーと地面に沈み込んでいった、跡には何もない。

何を知らせたかったのか、文章のみが離れなかった。



頂上で見渡すとここは、孤島だった。

見渡す限りが水平線であった、何故か孤独感迫る思いがした。



感傷にしたっても仕方ないので帰ろう・・・



幻覚の壁は消えていなかった。

これなら当分、10階の攻略はばれないだろう。



ダンジョン支部で番号札を持ち、長い時間椅子に座ることになる。





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