佐川ダンジョン
佐川ダンジョン。
俺が10階を攻略しようとしているダンジョンだ。
ここのモンスターはゴブリンで弱い。
未キルが冒険感覚で1~5階に潜っている。
未キルはキルがいるダンジョンにあまり潜らない。
邪魔者扱いするキルがいるからだ、中には罵る者もいる。
1階のゴブリンは、身長1m。
2階は1m10cm、階を増すごとに10cm身長が伸びる。
だから10階は1m90cmのゴブリンになる。
10階のボス部屋までの最短ルートの地下地図は入手した。
ここで問題なのが10階のボス部屋だ、まだ未攻略なのだ。
ゴブリンが弱いから攻略出来ると多くのトップランカーが挑んだ。
ことごとくが未帰還で終わり、他のランカーはついに諦めた。
忘れられたボス部屋と言われ蔑むようになった。
なのでキル達は潜っていない事を確認したから挑むことにした。
順調だナイフのみで討伐している。
ソロで頑張っている者が多いようだ。
たまにパーティ組みを見かけるぐらいだ。
時には声をかけて来る者もいる。
6階あたりから未キルを、見ることも無くなった。
火の球と水の槍と影の槍を、使いながら討伐する。
少しでもLVアップへ近づく為に討伐する。
地図があると早い3時間後にボス部屋に来た。
扉には棘状の鋲が、規則正しく打ち込まれている。
触るなと拒絶しているようだ。
俺は扉に手をかけ開ける、生暖かい風が通り抜けていく。
またも扉は静かに閉まっていき、壁に掛けられた松明に火が灯る。
両側に20の松明が灯り部屋を明るくした、広い部屋だ。
部屋奥の壁に高さ5mの洞窟があった。
その洞窟からグギャググと鳴きながら3mのゴブリンが出てきた。
右手に棍棒を持ち、地面を叩きながら向かってくる。
俺は影の槍を発動させる、ゴブリンの影から槍が心臓を突き刺す。
ゴブリンは棍棒を落とし消えていった。
グギャググと鳴き声がまた出てきた、水の槍を頭に発射する。
頭が吹飛び倒れて消えた、魔石をドロップしたようだ。
また出てきた魔石を踏みつけて向かってくる。
魔石を踏まれた事にイラっとしたので、火の球を3発放つ。
火の球を受け体中燃え広がり、床で転げまわっていると。
次のゴブリンが出てきた、2分間隔で出てくるようだ。
100体を討伐しただろう、ソイツは窮屈な洞窟から這い出した。
8mのゴブリンだ俺を睨みヨダレを出しながら笑う。
大きく開けた口に砲弾を連射した、膝を崩し前に倒れこんだ。
そしてドスンと響かせた後消えていった。
スキルを取得した。
力アップ
力が上がり、物理攻撃があがる
成長アップ
モンスターを倒した行動がアップする
見たことの無いスキルだ、内容的に良いかもしれない。
ドロップ品は普通の魔石を一回り大きくした魔石だった。
これは紅いエンジェルが1億で売却した物だ。
売却できないからアイテムボックスいきだ。
洞窟を調べると2m奥に階段があったので下りる。
草原だ、はるか向こうに森が見え山もあった。
前回と違い遠くの景色が見渡せる事に感動する。
異世界だと感じた、太陽は見えないが何故か明るい昼間だ。
少し探索する。
戦っている、1mのゴブリン3匹とキラーラビットが。
ゴブリン2匹が木の盾を持っていて必死に守っている。
後のゴブリンは棍棒を何時でも殴れるように構えている。
キラーラビットがジグザグに跳ね、ゴブリン頭上を飛び越える。
着地して向きを変えて、ゴブリンめがけて跳ねる。
体位を変えていたゴブリンは、その頭に棍棒が振り下ろす。
ゴブリン達は棍棒と盾を上げて喜んでいる。
あまり長居できない。
10階攻略を隠す為、日帰りがいいだろう。
地上へ帰る・・・
少ない魔石を売却して。
7階で頑張ったが儲けにならないと配送手続きをする。




