川越ダンジョン
駅前に立って景色を見る、立派なビルが建ち並ぶが活気が無い。
人もまばらで静かだった。
タクシーを拾い「川越ダンジョンへ」と言うと。
「勘弁して下さい、あそこへ行けません」
何か訳があるのだろう、諦めて道順を聞く。
あの道を真直ぐ行けば分かるそうだ。
1時間後臭ってきた、何の腐敗臭だ。
もしかしてゾンビの腐敗臭なのか、情報ではダンジョン内
でしか臭わないと書かれてた筈。
防御魔法発動やっと臭わなくなった、この付近の人達が少ない
訳だと感じる、俺も住みたくない。
マンモス交番に来た、モニター越しにスピーカの指示に従い
入場する事と言われた。入口専用から入り個室に行き服を
脱ぎ専用ボックスに服と荷物を投入後シャワールームで全身
洗うように指示、何度も扉を開け閉めしてやっと入室できた。
ダス隊員の話だと、1年半から臭い出し隊員の苦情で脱臭装置や
交番全体の密閉化、入場退出の厳格化が進められた。
ダンジョン出入り口も監視カメラのみとなった。
臭いの原因はダンジョンである事は間違いないと。
武器と防具を受取りロッカールームへ。
紙製防護服の上から防具を着込む、みすぼらしい姿だ。
服と荷物は脱臭処置がされた後に返すそうで5時間かかる。
話によると川越専用密封ボックスがあり脱臭処置は1時間だと。
ダンジョン向かう・・・
ゾンビがたむろしてる中を、ナイフの波紋が頭を切断していく。
本当に醜い姿である、腐食して骨が露出している。
人間、皮をむけばただの骨だと聞いた事がある実感する。
順調に進むドロップするのは、通常の魔石だけだ。
3時間ほどで階段を見つけた、階段を下る。
ここのゾンビは20人程の集団で襲ってく、波紋を大きくして
一気に5人を切断する。5回で殲滅できた。
進んでは殲滅しまた殲滅する、2時間で階段を見つけ下る。
ここは人ゾンビと狼ゾンビの混合で襲ってくる。
狼ゾンビの動きは人ゾンビより早く頭も良かった。
人ゾンビを囮にして襲ってきた。
壁を足場にして襲ったり、囮の後ろに隠れて襲ってきた。
俺の方が一枚上手でスキの無い攻撃が狼ゾンビを殲滅した。
2時間後やっと次の階段を見つけ下りる。
ここはスケルトンだカタカタと音を鳴らしながら向かってくる。
ゾンビより動きが早い、肋骨の隙間から淡く光る核が見える。
俺は左手をかざしその核を吸取る、スケルトンは崩れ落ち消えた。
アイテムボックスの吸取る能力が急に上がったのだ。
距離は5m、大きさは直径2mまでなら大丈夫になった。
ナイフより討伐速度が速くできている。順調すぎる。
やっぱり北川が異質なのだと感じた。
階段が見えた、次はボス部屋だ気合がはいる。
ここではスケルトンが片手剣と中型盾に革鎧を装備している。
魔法での討伐が多い為、ナイフ使いの技術向上に打って付けだ。
早速挑む、剣を半身でかわし手首を切断し後ろに回り蹴り倒す。
膝で体を押さえつけ、頭蓋骨にナイフを突き立てる。
消えていくスケルトンを見ながら、やっぱり頭が弱点だと確信。
対人戦に打って付けのスケルトンだ人の動きより早い。
たまに攻撃を受ける、防御魔法で防ぐが受けた事に反省する。
何度も戦い攻撃を受けなくなった時にそれは有った
すす汚れた扉が通路奥に鎮座していた。
文字は書かれていないシンプルなツタ柄であった。
扉を開けるギギッギキーと鳴る。
俺が入ったのを確認したのか扉がドンと閉まった。
広いフロア奥にソイツは立ち上がり剣と盾で構えた。
高さ4mもあるスケルトンだった。
俺は手をかざし、剣を持っている手を砲弾で粉砕する。
続いて盾も砲弾で跳ね飛ばす、両足を粉砕して倒す。
俺はうごめくソイツに近づき隙間から見える核を吸取る。
ソイツが消えていく、その時スキルを取得した。
剣
剣の扱いが上手くなる、剣技をだせる。
盾
盾の扱いが上手くなる、盾技をだせる。
取得していないものを取得すると情報に書いていたが。
これだったのかと期待はずれな気分だ。
他の人ならきっと喜ぶだろうが俺には・・・
これで10階に行く目標が出来た。
ドロップ品を確かめる
上級ポーションだった、中級ポーシャンは知っているが
アンデット系からドロップしたことに意味深いように思える。
アイツがいた所から階段が出現したので下りる。
このフロアで結界を張る。
そして寝る・・・




