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観光ダンジョン



北川不動産の谷口さんとマンモス交番に来ている。


谷口さんが言うには、現状だと6千万円の土地取引きしか出来ない

との事。月々500万円支払い出来る確証がほしいと。

確証が取れるなら、1億4千万円の土地取引きを進められると。


たぶん違うだろう。

谷口さん自身、色々調べた結果何か有ると感じて。

俺に揺さぶりを掛けたのが本音だと思う。

その確証を証明する為、マンモス交番に来ているのだ。


「1回目が11個、2回目が24個、3回目が56個でポーション2点、

4回目が64個、5回目が34個以上が魔石とポーションの売却数です」


「エー、本当ですかー」


谷口さんは、興奮しながら考え込んでいると急に。


「私、キルになります。登録します。」


「ダンジョンに入った事あるですか」


「ありませんけど・・・」


「登録専用ダンジョンの2ヶ所は、1年以上予約で埋まってますね」


「あそこなら行けるんじゃないですか、観光ダンジョン」



「えーと、行けますね、明日と6日後が空いてますね」


「明日で予約をお願いします」


谷口さんは、目をキラキラさせながら説明を聞いている。


「谷口さん、私の土地取引も忘れないで下さいね」


「はい、はい」


気のない返事だ。


仕方が無いので、ダンジョンへ行く。



ナイフを構え、スライムの端狙いで光弾を打つ。落ちた所を

そのナイフで切れ目を入れ、左手で核を取出す。

順調だ順調過ぎて怖いくらいだ、気を引き締めて行く。


次々と未踏破を攻略するが下への階段は見つからない。


その時、防御魔法に何か感じる。

念じてみる。


防御魔法 Lv2

体に防御膜を張り、物理攻撃・魔法攻撃から体を守る

使用時間:40分 クールタイム5分 連続使用可


結界を張れる。その中では、体力・魔力の回復が早い

使用時間:1時間 クールタイム24時間


レベルアップしている。


長時間連続使用が出来そうだ、結界か又検証しないと。


そろそろ戻るか。


エリアで乱舞斬の修行を実施する。体的にも精神的に疲れた、

体の防御魔法を張った状態で結界を張ってみる。


薄っすらと黄色に光る膜が1m周辺を囲んでいる。

体が暖かい、癒されている気持ちがする。

体の防御魔法も連続使用してるようだ。胡坐をかき瞑想する。

なんだか瞑想するのが正しい判断に感じる。


結界が溶けた。1時間経過している疲れも取れた感じだ。

 

乱舞斬を少しやってみる、1時間前より切れが良い。

色々と考えてしまう。

潜って10時間経過している・・・帰るか。


今日の成果

魔石85個 売却

ポーション4点 売却


ダンジョン協会所属武器研究所

オメガ班 担当:高橋 

研究用魔石10個 試作品魔石6個 提供


光弾使用113

防御魔法 連続使用10時間

結界 1回


観光ダンジョン


事の始まりは、大国や諸外国のゴリ押しに屈するかたちで。

安全性の高いダンジョンを、1ヶ所試験的に開放した。


以下の事を納得し署名した者だけが許可された。

自己責任である事。

日本には、保障やクレームをしない事。


当初から解っていた事だが、死傷者が続出した。

それでも海外の兵達は、挑んだ。


稀にスキル・魔法を取得すろ者がいた。

調べた結果、過去を遡ると親族に日本人がいたことが判明した。


すると大国や諸外国は、親族に日本人がいる者を送り続けた。


そして、スキル・魔法を取得した者をキル登録しろと迫った。

キルなった者は、他のダンジョンに潜る権利が有ると又も迫った。

日本は、なし崩し的に了承するしかなかった。


いつしか一般の観光客も、ダンジョンを観光したいと要望が上がり。

日本はそれを受け入れ、予約と契約書のサインを義務化した。


日本人にもキル登録は怖いが、観光したいっと著名活動が活発化し。

日本は、予約と契約書のサインをするなら許可すると発表した。

スキル・魔法を取得するとキル登録者がでると踏んでの事だ。


いつしか定番観光スポットになってしまったダンジョンは、

観光ダンジョンと呼ばれるようになった。


スキル・魔法を取得出来なかった外国人でも潜れるダンジョンの為、

夜の部でのみ活動を許され。昼は、観光客専用になった。

24時間のダンジョンでも有名である。


取得出来なかった外国人と日本人とでは、年を重ねる事で

日本人の力量が強く。力量の違いがはっきりとでる結果となった。




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