第2章の要約
このお話は、第2章の要約となっております。
5~23部分をお読みの方はスキップしていただいて構いません。
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自分の体に刻まれた侵食の謎を探るため、フォーラ村に来たユズルとユリカ。
二人を招き入れてくれたのは、村の診療所で医者をしているキリヒトだった。
呪術師ミカエラを尋ねたが、ユズルの見に起こる変異の謎は分からずじまいとなってしまう。
キリヒトに連れられフォーラ村の村長であるティアナの元を訪れると、彼女もユズルと同じく魔族による侵食で体を犯されていた。
ティアナを犯した犯人である、魔人ベルゼブブを討伐すべく作戦を練るユズル達。
しかしその夜、魔族による襲撃を受けることになる。
その襲撃の主犯者は何と、今回の元凶である魔人ベルゼブブであった。
村長ティアナの元に向かう途中でユズルは魔人の群れと遭遇してしまう。
その危機を救ったのは何と、フォーラ村の医師キリヒトであった。
「フォーラ村騎士団団長、キリヒト・アルタミラ。それが俺の名だ」
遂に正体を明かしたキリヒト。
キリヒトと手を組み、一時ベルゼブブを追い詰めるが、夜明けと共に逃亡を許してしまう。
この襲撃で村が壊滅的な被害を受けただけでなく、ユズルの仲間であるユリカの体に侵食を植え付けられるという大敗を期した。
ベルゼブブへの復讐を胸に刻み、ユズルはキリヒトから融合と呼ばれる魔法を絡めた剣技を学ぶ。
さらに隣村であるファクト村に足を運び、クリストロン装備と呼ばれる起動型の装備を手に入れることに成功する。
いざ決戦の時。
この日のために集められた義勇兵を引き連れ、ベルゼブブ達の拠点であるハルク村目指して進撃を開始した。
しかしそこにはベルゼブブの姿はなく、またしてもベルゼブブのペースを作られてしまう。
キリヒトは、幼き頃にティアナとした約束を胸に、亡き父から受け継いだ剣技を奮う。
圧倒的な力を誇るベルゼブブに苦戦しながらも、遂にキリヒトは長年の復讐を果たす。
余韻に浸るユズル達。
そこに現れたのは、魔族の長である魔王アーリマンであった。
「……この呪いをつけたのは、お前なのか?」
「呪い?そんなものはかけてない。お前にかけたのは魔人化の術だ」
ついに明かされた侵食の正体。
それは予想だにしないものだった。
魔王の撤退後、気を失った二人を回収し騎士団は村へと帰還した。
ベルゼブブを倒したことによりティアナの容態は完全に回復し、傷跡ひとつ残らなかった。
しかしユズルの体に刻まれた侵食は、依然として残されたままだった。
事態が収束した時、キリヒトから衝撃の事実が告げられる。
「ユリカは王族かもしれない」
果たしてユリカは何者なのか。
そしてユズルの侵食を止める方法は見つかるのか。
フォーラ村での物語を経て今、ユズルとユリカの新しい物語が始まろうとしていた──。
第3章、地下の魔女編に続く