予告
ずっとこの作品ついて考えていたため他の作品がおろそかになっていましたが、やっと書き始めることが出来ましたので今後はスムーズに書いていけると思います。
2019年の1年間、延々と続いた未曾有の大災害により人類の約半数以上が絶滅してしまった。その大災害は主に地震、台風、隕石落下の3つに分かれて説明される。
特に年度末の12月に起きた最後の大災害、隕石落下は特に被害が大きかったといわれている。
しかしながら人間の生命力は危機に瀕するほど高まるのだとこの時に知ることとなる。
生き延びた各国の科学者たちは大災害跡地に残る隕石の欠片を採集し、そこから様々な新物質を取り出していった。
そして彼らは、人間に革命を起こす聖石を生み出した。その詳細は当時の科学者グループと現在の開発組織しか知りえないといわれている。
聖石は体内に摂取することで心身共々と融合し、今まででは考えられなかった力を得ることが可能になった。しかし、2050年現在では遺伝として聖石のチカラは着実に受け継がれていき、貴重となった聖石も幼少期の際にごく少量の摂取で済むようになっている。
その聖石によって人類が手に入れた力は超能力と呼ばれるものだった。そして人類はそれを用いてあり得ない速度で文明開化を行った。そして現在超能力の使い手、通称先駆者達を育成するための学園都市では日夜、少年少女達が自分の欲望のために己の力を競い合っている。
そして今、この物語の主人公、日暮楸がこの学園都市に向かっていた。